Maki

日記を書く練習をします!

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最近の記事

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2023.1.26

こういうことを書いてやろう、という下心から解放されたい。 *** とある授業で海に来た。ざっくり言うと、海と人間の関係性をいろんな方向から考えてみるといういかにもサンタクルーズらしい授業だ。 海のそばにいて感じたことを話してみるという時間。 誰かが挙手して話を始める。どうにかこうにか身体をそっちに向けて耳を澄ます。小さい頃に海が怖いと思った記憶があったけど、今海に思いっきり入ってみて恐怖心が薄れた気がする、という話をしていた気がする。その後も何人かが話していたけど、内

    • 2023.05.27

      キャベツをめっちゃ食べる人がいるそうです。 *** 私の愛しい人は、毎晩キャベツをふた玉買う。スーパーのカゴに入れるのではなく、抱き抱えてレジに並ぶ。必ず、キャベツだけを買う。レジ前でこれみよがしにピタが半額になっていようが、特売のトルティーヤが並んでいようが、目もくれない。二つのキャベツに向けられたほんのり熱い眼差しはじりじりとしだいに葉を焦がす。キャベツの方も、負けてはいない。その眼差しに応えるかのように、水気のたっぷりとしたまあるいからだ全体から、熱を放出する。ロウ

      • 2023.4.8

        春休みのことをいろいろ書いてたときの抜粋でござります。 *** 書いていて気づく。なんだかやっぱり私は「際」「境界」「境目」のような、あいだ、が絡んでくるものに知らず知らずに引っ張られてしまう。物理的にも比喩的にも、いまいち世界における距離感がよく掴めずにドッカーンと思いっきりぶつけてから自分の位置がわかる、という生き方をして来たので、「際」をうまく探りながら生きることへの憧れがあるのかもしれない。幼稚園から小学校の頃くらいまで膝に覚えのないあざはいっぱいあった。ボールを

        • 2023.3

          踊ったときの書き付け第二弾です。 その6 今日あんまりしっくりこなかったのは、音を細かく聞けていなかったから。ただ音をじっくり聞いて、そこに乗るだけ。腹で踊るという四世(確か)井上八千代さんの言葉。ああやっぱり私は芸を極めている人をずっと見ていたいと思う。かっこいいと思う。 扇子が閉じてきて焦ってしまったのもあったなあああ。 入れてないな、と思ったのと、周りをちゃんと見渡せてなかったのは割と関連してると思う。あと、メインキャラクターのジャケットも拒まずに着ていくことが

        • 固定された記事

        2023.1.26

          2023.2

          踊ったときの書き付けたちです。 今見れば「うわあ何言ってんだ」と思うこともありますが、そのときそのときでくるくる考えてることが変わってるのが面白いので共有してみますー。 その1 くそ。悔しいぜ。何がって、「かっけぇ…」と思わせることができなかったこと。有無を言わさず、なんかわからんけどかっこいい、を作りたい。あまりにもかましてやろうと思いすぎたかもしれない。今まで形式に支えられていた部分、帯があったこと、三味線、ストーリーが所与だったこと、これらの諸々が紐解かれて、自分で

          2022.12.1

          数週間前にちょっと大きい街で紀伊國屋に行った。あの名作の英題にほほーとうなる。未だに、ナルシストのカリスマはこじらせやろうたちの心の拠り所だな。 *** 青い生臭さと塩辛さが鼻をつつき、水は鰓から身体に入り込み全身を駆け巡る。ガラス越しに見える物体を横目に私は尾鰭をひたすら休みなく動かす。前に進まなければならない。真っ直ぐ先にあるはずの、今ここではないどこかを目指して。そんな自分に酔いしれながら動き続ける。休むことなくはやくはやくはやく動き続ける。周りには、私と同じなりを

          2022.12.1

          2022.11.27

          朝起き上がれないことが怖くて土曜の夜は寝なかったこともあって、映画館に着いたときには一度干上がっていた眠気がまた押し寄せてきた。 音が鳴って、なんとなーくねむーい空気からはっと帰ってくるとスクリーンの中で電車が走っていた。 踏切の前に背中があって、どうやら人が立って居るようだった。 銀いろのでっかい箱が風を切る音を立ててWyomingを横切っていく。 *** LAからの帰り道、サンタクララの駅で本物を見た。 Caltrainの駅。空間―space―の中にドカンとた

          2022.11.27

          2022.11.21

          目で見ること、耳で聞くこと、温度を感じること 目の前で起こっているらしいことが視界に入らないと、なんなんだろうと気になっちゃう。気になって身体を動かして目で確認しようとする。 どうしても、見てみたいと思っちゃうよねえー。 *** アメリカに来てから、ヘッドホンをする時間が増えた。図書館が静かでないことがままあるので、喋り声をボリュームダウンするのに何も音を流さずヘッドホンをつけていることもある。 日本にいた頃は、ヘッドホンやイヤホンをして音楽を聴くという習慣がなかった

          2022.11.21

          2022.10.28

          そのとき私は一時帰国して成田空港にいた。 「今日は一杯くらいいいよね!」 久しぶりの生中。冷えたジョッキを手にする。分厚いガラスの飲み口に唇が触れると、黄金色の液体が懐かしそうに暖簾をくぐりながら流れ込んでくる。いらっしゃい!待ってたよ。麦の甘み。白い泡と混ざって喉元を過ぎていく。 「はーーーーっ。。。」 うまい。 前よりもちゃんとビールをありがたく味わえている自分がいる。 *** 目が覚めると、私はマグロになっていた。 ツンと鼻にくる生臭さとか、ここ最近剃ってない

          2022.10.28

          2022.10.13

          今私はカリフォルニアにおります。 こちらに来てからなんだかんだで約1ヶ月が経過しました。 日記を切り貼りしたり手直ししたりして、ちょこちょこここに載せていこうと思います。 みなさま、お付き合いよろしくお願いします。 ひょんなことから、いざとなったときに走り続けることのできる強い身体でいようと決意し、最近はちょこちょこ時間を見つけて走っている。 さらにさらに、大学内のジムが無料ということで、複雑な気持ちを抱えながらも運動は大事だと言い聞かせて週に何回かずつ通ってみている。どう

          2022.10.13

          2022.6.20

          「ここを押せばテープが剥がれます」 最近の段ボール箱は開き方を自ら文字で教えてくれるらしい。 余計なお世話じゃと思いながらビニルテープを素手でちぎる。 張り付いた笑顔をした、冷たくて、でも決してクールではない段ボール箱だ。 実家から送られてくる段ボール箱はこれでもかというほどガムテープで着飾っている。 「開けてみなさいよ」とでも言いたげに女王様然としている彼女の方がよっぽどクールだ。 私は試行錯誤しながら「開けて差し上げましょう」とゆっくり、茶色いテープをペリペリ捲る。

          2022.6.20

          2021.12.19

          *この記事はBizjapan Advent Calendar 2021 12/19の記事です。* せっかくなんでこれを機に日記のように投稿していけたらと思います。 なんとなく主題はもって書こうと思うのですが、あえてタイトルはつけないでおこうと思います。 「さあそんじゃあ何を書こう」と思いながら携帯の写真アルバムを見ていたら一枚の写真を見つけました。 確か11月の頭にどっかを歩いてた時に撮った写真です。 そういえば、小さい頃からこの手の椿系統の花が好きだったなと。

          2021.12.19