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愛でしかない

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#エッセイ

亡くなったおじいちゃんの夢を見た

昨日、おじいちゃんと一緒に過ごす夢を見た。子どもの頃の夢だ。若かりし頃のおじいちゃんに引…

もうなんにもできなくなったからさ

毎日、この時間に仕事をするようになった。正確に言うと、この時間にならないと何もできなくな…

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マイノリティとマジョリティの間

私の兄には知的障害がある。 私はその兄の年子の妹だ。 いわゆる「きょうだい児」である。 …

なつき
3年前
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文章なんてぜんぶ嘘だから

「あの人、書いていることとやってることが全然ちがうじゃん」 SNSやnoteなどあらゆる媒体で…

ピンクのドレスが、私に教えてくれたこと

その昔、私はまぎれもなく、クラスで一番ダサい女の子だった。 物心ついた頃から、服を買いに…

黒木郁
3年前
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なんでもない日にホールケーキを食べて孤独に打ち勝つ話

万有引力とはひき合う孤独の力である ―———————————谷川俊太郎『二十億光年の孤独…

和三盆
3年前
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君が幸せになっても誰も困らないからさっさと幸せになってください

ありふれた毎日の中で、幸せだと感じる瞬間は、どれくらいあるだろうか。 1日の半分以上を幸せだと感じる人もいれば、まったく幸せを感じない人もいる。でも、誰もが幸せを願いながら毎日を生きていて、幸せを手に入れるために、ああでもない、こうでもないとか言いながら過ごしている。 そして、世の中には、幸せの定義がわからない人と理解している人もいて、そのちがいは一体どこにあるのだろうか。 ちなみに僕は幸せの定義はわからないけれど、毎日幸せに生きているほうだと思う。朝起きて、目がさめる

白い街、想えば

雪に覆われた街のはじっこが、しろい空と混ざりあっている。 陽が降りる時間帯になると、その…

あおいろ
3年前
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子どもの頃に、気づけなかったこと。

小学生のとき、近所の駄菓子屋さんによく100円や200円を握り締めて走って行った。 弟はお気に…

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青春時代の命日

今日、12年間頼りにしてきた大事なものが、2ヶ月前に跡形もなく消えてしまったことを知った。 …

はっしー
4年前
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子どもに隠さなくてはいけないこと

引きこもりについて、いま色々なことが言われています。そんな中、野本響子さんのnoteを読みま…

たった3切れの卵焼きだけが入った、お弁当。

今日の娘のお弁当は、卵焼きが3切れだけ。 いつものお弁当箱に、銀色の余白がすこしさみしい。…

吉田さんなのか、店員さんなのか。

アルというマンガサービスでライターとして活動しています。midori(みどり)です。 吉田さん…

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あの本棚のてっぺんに手が届くまで

物心ついた時には、背丈の2倍ぐらいある本棚とそこにみちみちに詰められた何百冊の本と友達だった。 兄が生まれた時から両親が少しずつ買い進めた色とりどりの絵本は、手の届くところがちゃんとその年齢に合うよう並べられていた。最下段にはノンタンやクマくん、ねずみくんのチョッキなどが一通り揃っていたし、中段には青春小説、最上段には村上春樹があって、そのグラデーションは思い出せば出すほど知性に満ちていた。 記憶がハッキリしている5歳ぐらいのときのお気に入りは世界の童話集。モネの絵画みた