吉川ばんび

作家 「文春オンライン」「東洋経済オンライン」「日刊SPA!」「週刊女性PRIME」などでコラム、エッセイ連載中 著書『年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声』(扶桑社) 連絡はこちらへ:m.gct.lv@gmail.com

吉川ばんび

作家 「文春オンライン」「東洋経済オンライン」「日刊SPA!」「週刊女性PRIME」などでコラム、エッセイ連載中 著書『年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声』(扶桑社) 連絡はこちらへ:m.gct.lv@gmail.com

マガジン

  • 安全基地と思考の随筆

    公然にしておくべきか悩む思考や制作物を置いておく場所、人生の経過報告、吉川ばんびの生体観察のためのマガジンです。記事が一定の間隔で安定供給できるようになれば定期購読にしようと思っていますが、それまでは一記事ずつ読んでいただける形にしておきますのでぜひ。

  • 吉川ばんびの日記、エッセイ

最近の記事

日本で女に生まれるということ

女に生まれて後悔している。そんなことを言うと「男だって生きづらい」と反論がありそうなものだが、とにかく私が女であることに嫌気が差しているのは本当のことだ。 どんなに小さな子どもであっても女が常に「性の対象」として見られながら生きていることを、多くの男性たちは知らないかもしれない。保育園や幼稚園のお昼寝の時間になると、布団の中に男の子が入ってきてパンツの中に手を入れられたり、性器をいじられたりする。信じられないような話だが、実際にこうした被害に遭ったことのある女性は多く存在し

    • 生活改善に励む

      これまで生きてきてずっと夜型生活だったのだけれど、30代に突入して突然死がリアルな年齢になってきたこともあり、生活改善を試みている。 人は死にます。 フリーランスで基本在宅ゆえ、取材などが入らなければ普段家を出ることはほとんどない。週に一度スーパーに行くのと、二週間に一度メンタルクリニックに行くのは基本のルーティーンだとして、そこに打ち合わせだったり仕事だったりが入ってだいたい週に2回くらい外出するかどうかが吉川の行動パターンということになる。 で、日々をどうして過ごし

      • 「おもしろそうだからやる」を続けてたら何の人なのかわからなくなった

        メディアに出ている人なので簡潔に肩書きを設定する必要があり、毎度悩んだ末に「作家」と名乗っているのだけど、実はこれですらもしっくりきていない。 肩書き問題で悩んでいた時に「いろいろやってるから作家でいいんじゃない?」とアドバイスをくださったのは俳優の松尾貴史さんで、ラジオやテレビ、週刊誌に顔と名前を出していたり、本を出したり、コラムや取材インタビューを書いたりすることもある自分にとっては確かに、今でもそれがベストだったように思う。 ただ日常生活で出会った人に「何をやってい

        • さてはて

          2022もとうとう終わりというわけですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 本年、私などはいわゆる前厄にあたる年でありましたがそんなことはどこ吹く風、厄の気配など全く感じさせず、ただ健康に、これまでと変わらず過敏性腸症候群に逆流性食道炎、慢性上咽頭炎を抱えつつ足の骨を折り(← New!)、なんと一年の半分を骨が折れた状態で過ごすというたいへん微笑ましい31歳の年となりました。殺してくれ。 一年の仕事をひとつひとつ振り返って総括したいところではありますが、いか

        マガジン

        • 安全基地と思考の随筆
          8本
          ¥250
        • 吉川ばんびの日記、エッセイ
          4本

        記事

          メディアが「ひろゆき」を持上げてきた罪深さについて

          10月3日に、辺野古基地を訪れたひろゆき(西村博之)氏が「新基地断念まで座り込み抗議 不屈3011日」と書かれた看板の隣で写真を撮って「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」と投稿したツイートが大きく議論を呼ぶところとなり、9日時点でこのツイートが4.6万リツイート、28.3万いいねを獲得している。 もちろんリツイートや「いいね」は必ずしも賛意を表明するものではないため、この数字と同じだけの同意が集まっているわけではないのは大前提としても、ひろゆき氏の

          メディアが「ひろゆき」を持上げてきた罪深さについて

          夏も終わりに近づいて

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          夏も終わりに近づいて

          鬱状態が悪化している&マガジンについて

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          鬱状態が悪化している&マガジンについて

          さくちゃん、4kgの大台に突入

          避妊手術を経て、さくちゃんが4kgに……

          さくちゃん、4kgの大台に突入

          19年

          うちに来て19年、私や家族を見守りながらそばにいてくれた愛猫が天国へ行きました。 実家に行かないといけないというのは、私にとってはトラウマの海に自ら身を投げる行為に等しいので、人づてに訃報を聞いたときは恐怖心や不安に襲われてしまった。でも、何よりも悲しくて、どうしても最後に会いたくて、覚悟を決めて会いに行った。 老衰だったようだけれど、前々日まではいつもと変わらない様子で元気だったらしく、前日の夜、食欲が無くなったなぁと思っていたら、それからはすぐだったらしい。あまり苦し

          生きてたらそんなこともあるんだなって

          備忘録というか、自分にとって結構衝撃的なできごとがあったので記録しておいて、数年後に感傷に浸ったりしようと思いながらnoteを書く。

          ¥120

          生きてたらそんなこともあるんだなって

          ¥120

          個展とからあげクンとフレンチと

          気温差と爆弾低気圧と骨折で日々大変厳しいです。

          個展とからあげクンとフレンチと

          「女だから上手くいったんだよ」

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          「女だから上手くいったんだよ」

          孤立しがちな現代社会で

          足を骨折をしてからと言うもの、むやみやたらと外出するわけにも行かず、メディア出演や大事な打ち合わせ、買い物以外はほとんど外に出なくなった。

          孤立しがちな現代社会で

          体温調節機能が弱いので苦労している&Nキャス初出演

          元々皮下脂肪が少ないのと、筋肉量が少ないのと、自律神経失調症なのが影響して、気温に体調を影響されやすくて困っている。 生まれつき寒さに弱く、体が冷えると蕁麻疹が全身に出てしまうという理由で、幼稚園児の頃は「特例」で真冬の長ズボンOKだったらしいのだけど、そもそも原則半ズボンなの、普通に虐待だからもうそういうの無くなってたらいいなぁ。

          体温調節機能が弱いので苦労している&Nキャス初出演

          2022春、人生初の骨折

          左足を骨折しました。 第五中足骨骨折(足の甲の小指側の骨)というやつだそうで、昔は下駄を履いている時に骨折しやすい場所だったことから「下駄骨折」とも呼ばれているそう。

          2022春、人生初の骨折

          生きる事と作品を作る事

          昨日か一昨日の夕方、作業の合間に仮眠を取ろうとウトウトしていたら、次に書きたい小説の構想が頭に浮かんできた。 実際はまだ一作目を書いているところで、その一作目も、面白くなければ没になる可能性が十分にある様な状態なのに、我ながら気が早いやらなんやらで自分に呆れつつ、真剣に、その作品もいつか絶対に書きたい、と思ってしまった。

          生きる事と作品を作る事