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気まぐれ文庫

7
日々録
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#エッセイ

言葉って

言葉って

口に出すと散らばる
ビーズみたいに
好きな順に綺麗に糸に通しても
すり抜けて
足元に散らばる
拾う
あなたの好きな順に拾う
そうじゃない
本当はそうじゃないのに
元の順には戻せない
ごちゃごちゃに並べ替えられたビーズは
綺麗に糸に通されて
歪な首輪になる

だから
大切で大切でたまらない思いや
揺らがない曲がらない強い思いは
口に出さず
文字にするようにした
次第に
些細な自分の感情や思いも
声に

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苦手

苦手



夜道をあなたと並んで歩く
申し訳程度に灯る街頭でできたふたりの影

自分を客観視することはあっても
ふたりを客観視することはあまりない
見慣れないその陰が
妙に恥ずかしくて
つい目を逸らしてしまう



「もう少し大きい声で」

電車

手すりや吊革
乗車ドア付近の角が埋まっている
体重を預ける場所が無くて
強気の仁王立ち

電車の揺れに耐えていると
汗が止まらない

耐えてる感を悟られな

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カップアイスの食べ方

カップアイスの食べ方

礼儀とかそういうことには

割と厳しく育ったと思う

けれど

無意識に変な食べ方をしてしまう時がある

変な食べ方は妙にしっくりくる

変な食べ方って言っているけれど

みんながそう言うから言ってるだけで

当のわたしは

変だなんてこれっぽちも思っていない

これを読む人の中には

あるあるだよねとか

わかるって共感してくれる人も

少なからずいるんじゃないかなと思ったから

今文字を綴って

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一重

一重

今日、また少し自分に近づいた。

一重を気にし始めたのは小学校高学年。

当時、わたしは初恋をした。

こんなに誰かを好きになることが

これからあるのかって思うくらい

その人が好きだった。

授業中も給食の時間も

気がつくといつもその人を見つめてしまっていた。

ある日、席替えで偶然隣の席になった。

その人がわたしに発した第一声は

「 ずっと思ってたんだけどさ、○○って俺のこと嫌い?笑 

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わたしは

わたしは

心のきれいなひとたちが

生きやすいような

息をしやすいような

そんな空気をつくるために

この世に貢献したい

大きいことをするみたいに聞こえるけど

地味で地道で小さいものを積み重ねる

きっとそんな日々の繰り返し

わたしの命が絶えたあと

生まれてくるひとたちの

産声とともに吸った空気が

愛で溢れているように 

この世に生まれてよかったと思えるように