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【書評エッセイ】ジョブズと散歩した男。

今回ご紹介するのは☟

「ディズニーCEOが実践する10の原則」

いわゆるビジネス書としての解説は、他の方に譲るとして、私はロバート・アイガーとスティーブ・ジョブズとの関係にフォーカスしてお伝えします。

彼が正式にCEOに就任して最初に提案した案件が、なんとピクサーの買収という超大型案件だったのです。

その案件を進める中で、ジョブズとの関係が築かれていきます。

その中でも特に印象的なシーンを3点をご紹介します。

アップル本社の役員会議室にある幅7-8メートルのホワイトボードにジョブズが買収のメリット・デメリットを書き出す。「一握りのメリット」と「あり余るほどのデメリット」。ジョブズは「デメリットよりメリットの方が重要だ」と言った。
買収の発表会見の30分前、ジョブズは「散歩しよう」とアイガーに声をかけた。ピクサーの中庭のベンチに座り、アイガーの背中に手を置き、ガンが再発したこと、そして死期が近いことを打ち明けた。アイガーに買収から手を引く最後のチャンスを与えた。
アイガーは埋葬されるジョブズの棺の前で、彼と散歩したときのことを話した。

ジョブズ・フリークの私は、時折目に涙をにじませながらこの本を読みました。

アイガーのビジネス遍歴、彼のビジネスセンスから学ぶことも山ほどありました。それだけでもこの本は本当に素晴らしい本で強くお勧めします。

しかし、私にとってはアイガーは「ジョブズと散歩した男」であり、ジョブズとの信頼を築きピクサーを買収したもの凄い奴なのです。

最後に以前作った俳句を紹介させてください。

秋の朝ジョブズの如く散歩せん はちえいと







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Eito
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