↑これ、ダイエットじゃない? ダイエットの総合力を上げる『食の5W2H』とは?②
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
前回につづき『食の5W2H』です。
とにかく『ダイエット』とは本来『食事療法』から発生した言葉ですので、食の基本となる『5W2H』をしっかりおさえていただきたいと思います。
誰と(Who)食べるのか
2つ目のWは『誰と』。
食事に重要な『消化』の機能があがるのは、リラックスした副交感神経が優位なときです。
ですので、誰と食べるのか?は栄養的にとても重要な要素です。
家族団らんや、リラックスできる仲間との食事をすることが大切です。
苦手な人とや、ハイテンションで食べるのはNG。
消化腺からの消化酵素の分泌が落ちることがわかっていて、栄養になりにくいです。
高齢化社会、家族構成の変化、リモートワークの増加などで『孤食』は増えました。
ひとりが1番リラックスできる、ということもあるかもしれません。
しかし社会とのつながりが狭くなっている人は、アルツハイマー病の発症率が高いなどの調査結果もあります。
社会とのつながりの中で、孤食の時間を増やしすぎないことも、栄養学的に大切な要素となります。
いつ(When)食べるのか
3つ目のWは『いつ』。
前提として、1日3食が基本です。
食事の時間としては、人間に備わる時計遺伝子による『体内時計』に従って食べることが基本となります。
①朝
1日の体内時計は平均で24.2時間と、少しズレています。そのズレを毎日調節するのが『ビーマルワン』というたんぱく質。
これは、朝の日光と朝食のシグナルにより調節されます。
ですので朝食を食べないと体内時計の同期が弱くなり、時差ボケ状態になります。
また排泄のためや、食事回数が減ることによる脂肪のため込みをふせぐためにも、朝に食事を摂ることは重要になります。
②昼
昼は活動に必要なエネルギーがもっとも必要です。
脂肪貯蔵の時計遺伝子ビーマルワンの発現も、14時ごろがもっとも少なくなり、太りにくい時間帯となります。
複合炭水化物をしっかり食べたい時間帯です。
③夜
通常は活動量が減るため、エネルギー源は少なめ(基本抜くのはNG)にし、睡眠の質向上のため就寝3時間前までには食べ終わりたいところ。
朝7時に起きた場合、20時以降にビーマルワンは増え夜中にピークをむかえますので、脂肪を取りこみやすくなります。
しかし、寝ている時間は『カラダを作っている』時間でもあるため、たんぱく質、良い脂肪は適量を摂りましょう。
炭水化物は少なめに。
夜は筋肉も脳もあまり使わないため、たとえ複合炭水化物であっても摂りすぎると脂肪となりやすいです。
なぜ(Why)食べるのか
3つ目のWは、『なぜ?』
やせるためにも健康にも、いちばん大切で基本になることかもしれないですね!
なぜ食べるのか?という理由が明確にあるかどうかはダイエットの大切な要素です。
健康のため?家族のため?他人との人間関係のため?
飽食の時代、とくに食べる理由がなくても、
『なんとなく』食べてしまうこともあるかもしれません。
しかし、理由もなく食べるのは生物のなかでは人間だけです。
『なぜ食べるのか?そこにお菓子があるからだ』
こんな迷言を口にしてしまってないでしょうか?w
『なぜ食べるのか?』をもう一度考えてみましょう!
次回『どこで(Where)』へつづきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!