カラダに毒がたまる!?『日本人』は糖質を制限するな!①
はじめに
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
今回は、ちまたにあふれるダイエットのまちがい、
『糖質制限』について書いていきたいと思いますm(_ _)m
最近は『糖質制限ってあまりよくないんですよね?』と聞かれることも多くなり、徐々にその正体はバレてきてはいるなと思ってますが、まだまだ一般的に正しく理解されていません。
結論からいいますと、むやみに糖質制限してると命にかかわりますよ!というお話です(-_-;)
糖質制限ダイエットとは?
糖質制限ダイエットとは簡単には文字どおり、糖質を制限し、代わりにたんぱく質や脂肪の割合を多く摂ることでやせようとするダイエット法です。
しかし『糖質制限』という言葉のひとり歩きで、『とにかく糖質がわるい』と思われていたり、間違ったダイエット指導がされていることがあります。
こうなると減量もうまくいかないし(もしくはリバウンドする)、健康も害する、という危険性がでてきます。
また『ケトジェニックダイエット』など海外から日本で広まったものもありますが、非常に難しく危険です。
なぜならこれらはそもそも日本人の身体にはまったく合っていないからです、、、。
糖質(とうしつ)とはそもそも何?
まず、『糖質が何なのか?』が間違って認識されている問題があります。
炭水化物=糖質+食物繊維
糖質とは、炭水化物のうち食物繊維以外すべてのことをいうので、身体にとってもっともクリーンで大切なエネルギー源である玄米、そば、いも類などの複合炭水化物も含まれます。
ですのでこれらを含む糖質を制限することは、身体にとって最もクリーンなエネルギー源を制限することになってしまいます(T_T)
悪いのは糖質ではない
糖質のなかで問題になるのは、ぶどう糖や砂糖などの、精製された『糖類(とうるい)』をとることです。
果物には果糖が多く含まれているので食べるなと説明されていることがありますが、
果物をそのまま食べることは抗酸化作用などめちゃくちゃ大事な効果があります。
タイミングと量には気をつけるべきですが、朝などに摂ることに問題はありません。
悪いのは、ジュースやお菓子などに含まれる、精製された糖類であって、糖質全体が悪いのではありません。
これら精製された糖類は、口の中に入れた瞬間、舌下や歯ぐきから速効(秒単位)で吸収され血糖値を上げてしまいます。
そして血糖値が急に上がると、インスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されます。
しかし古代から、人間含めた動物は血糖値を急いで下げなければならないほど上げてしまうことはほとんどありませんでした。
インスリン分泌は本来は稀なことであり、頻繁に血糖値が上がるのは異常なこと。
人間はこれにまともに対処する機能をもっていません。
血糖値を上げるホルモンは『グルカゴン』『コルチゾール』『アドレナリン』『成長ホルモン』『甲状腺ホルモン』など多くあるのに対して、
血糖値を下げるホルモンは唯一『インスリン』のみ。
このことからも、血糖値を急いで下げることは本来異常なことだとわかります。
血糖値急上昇&急下降を頻繁にくり返していると、血管にキズをつけたり肥満や糖尿病になったり、とにかく万病のもと。
また、イライラなど情緒不安定、うつ、慢性的な疲労にもつながります。
糖類は糖質の一部。そこから『”糖質“は太る』『身体に悪い』と勘違いされてしまうわけですが、何度も言いますが、悪いのは『糖類』を頻繁にとること。
『糖質』ではありません。
糖質はもっともクリーンなエネルギー源
糖質のうち、米、そば、いも類などの複合炭水化物は、体内で代謝されても水と二酸化炭素にしかならず、人間にとってはもっともクリーンで体に負担のない食べものです。
また、口の中ですぐ吸収されることはなく血糖値を急激に上げることもありません。
(よく噛まずに飲みこむと、すい臓に負担をかけるので要注意)
複合炭水化物のなかでも、玄米や十割そばなど精製度の低いものは、エネルギー源として最適です。
ビタミン・ミネラルも豊富で、海外の様々な大規模研究でも複合炭水化物の必要性は認められています。
次回、
『糖質制限でカラダにおきる不都合な真実』
へつづきます。
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