東京、そして、だからこそ


あまりにもちっぽけさを感じる足元に
「ウエヲミロ」とそっけないマジックペン

すべからく星を隠して、青黒くひかる空を
あの砂時計ですら測れない雲の流れを
静かに、ただ悶々と映し出す

見えないこともないけれど

ここだからこそ、
見えるものがあるのだと

そう信じてもう一度僕は

そっと足元を確かめた

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