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#34 自治体?自治体職員って?・続き

前回、私が「地域おこし協力隊」として、自治体職員の方とどのような接点があったかをお伝えしました。皆様から見て、関わる頻度は多い?少ない?どうだったでしょうか。

私の場合、関わった自治体職員とは次のような方です。#18,19参照。

①「地域おこし協力隊」を募集した人
 =制度的に事務的に募集作業を行った人=市役所地域づくり推進課の人

②「地域おこし協力隊」の担当者
 =日々の業務、日報月報の報告相手=地域振興センターの人
  (私の担当地区に地域振興センターがあり、私はそこに机があります)

まず、①の市役所職員、やはり担当者が一番多く接しましたが、必要に応じて、課長も登場します。そして、任期3年の間で、担当者1名、課長1名、それぞれ1回変わりました。今、任期満了を目前に、退任後のことなど、諸々の連絡を取り合っているのは、2人目の担当者です。

それから、②の地域振興センターの職員1名。地域振興センター自体が、市役所の出先機関ですから、市役所職員と同じです。同室にいますので、ほぼ毎日接します。任期3年の間で、3回変わりました。今、3人目の地域振興センター職員の方とやりとりしています。

さて、この①の市役所職員と、②の市役所職員ですが、#19でもお伝えした通り、すがすがしいほどに、連携していませんでした。別の部署、といえば別の部署、ですから、必要最低限のやりとりしかしていないだろうな、という感想です。私から見て。

そもそも、私の場合、市役所内での「地域おこし協力隊」の管轄は、①の『地域づくり推進課』です。本来、この課が「地域おこし協力隊」に関することをすべて対応する、ということだと思います。

しかし、着任後、管轄の課がすべてを対応しているわけではないということが分かりました。ミッション(活動内容)によって、「地域おこし協力隊」の、いわゆる”配属先”というのがあります。

私の場合は、担当地域の地域振興センターでしたが、他の隊員は観光課、公共文化観光施設での活動だった隊員は、その公共文化観光施設の管轄の課、となっていたようです。

そして、「地域おこし協力隊」の日々の業務の報告相手だったり、日報月報処理、定期的な活動報告のとりまとめ、その他協力隊関連の諸連絡の窓口、活動交付金の精算、など、諸々の事務作業は、”配属先”の課の担当者が行っていたのでした。

つまり、『地域づくり推進課』は「地域おこし協力隊」の募集や初期の手続き、退任後の創業支援金などの大きな件だけを主に対応し、活動開始後の現場レベルの業務は、”配属先”の担当者に、業務を振っている状態です。

言い方を変えると、”配属先”の「地域おこし協力隊」の担当者は、本来、『地域づくり推進課』の管轄である「地域おこし協力隊」の3年間のすべての日々の現場レベルの事務作業を振られている、という状態です。

もし、この『地域づくり推進課』と”配属先”との間に、「地域おこし協力隊」制度の理解や、各隊員のミッション(活動内容)や、その理解などが共有されていなかったら、、、、

そう、それで、私の場合ですが、すがすがしく、連携されていないと感じたのです。ミッションの理解を云々言う前に、私の”配属先”の地域振興センターの担当者は、そもそも、自分の担当の仕事ではない、という意識があったのではないかと思います。

私は、その地域振興センターの方を責めているのではありません。その方達は、彼らの立場で担当業務をきちんとしてくださったので、彼らも彼らの業務を全うしたと思います。

このような背景が分かれば、「地域おこし協力隊」として、ミッション(活動内容)について、自治体職員の誰に意見を求めて、誰に大きな相談をすればいいかが分かる、んですが、

ですがところが、このような背景はそうそう簡単に分かりません。私の場合は、1年目で、ん?おや?と疑問や課題が見え始めて、その解決のために動き出したあたりから、はは~ん、そういうことか、と分かり始めたのです。

私の場合、ミッション(活動内容)に、ん?と思い始めて、日々の定期的なミーティングで、地域振興センターの担当者に、少々悩ましい現状であることを伝えていました。

しかし、地域振興センターの担当者からは、私の期待する反応は全くありませんでした。あたりさわりのないことばかりしか返ってこず。地域振興センターの担当者の姿勢は、私の事務的な管理、処理、事務的にスケジュールを把握しておくことだけ、に徹底されていました。

私もすこぶる鈍感でしたが(笑)。途中から、あ、この方は事務的な事以外は一切関わろうとしないな、とようやく気付いたのです。それからは、逆に私も楽になって(笑)、求めても仕方ないと分かり(笑)、この方には、事務的な事以外は話さないようになりました。

私がお伝えしたいのは、「地域おこし協力隊」として、その地域に飛び込んで、自治体やその職員、その地域の方達に関わらないと、分からないことだらけ、ということです。最初から、組織の背景や地域の背景、さらには、その方達の人間関係などなど、分からないことの方が多い、ということです。

自治体職員だから、「地域おこし協力隊」担当者だから、「地域おこし協力隊」を求めている地域だから、「地域」のためのボランティアグループだから、ということだけで、彼らに対して過度な期待を抱くのは、ほどほどに。(笑笑笑)

な、なんちゅーアドバイス(汗)

私は、そこまで、「地域振興」に燃えているタイプではなかったんですが、
気付けば色々と勝手に過度な期待を持っていました。自分の中の無意識の
「~べき」「~であらねば」の正義感?正論を言いたくなる自分?がいました。

でも、もうちょっと言いたいので(言うんかい!)、
今後も、お時間ある時に覗いてくださいな。






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