なまお

東京在住/ アラサー独身女 家族のことや日々のことをぽつぽつ書きます

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最近の記事

おじさんとわたし9(レオンについて)

初めてレオンという映画を観たのは大学生の頃。 もっと早く観たかった…!!! と正直思った。 なぜこんな名作を知らずに今までのうのうと生きてきたのかと反省した。 殺し屋のジャン・レノと 隣に住む運び屋の父を持つ少女ナタリー・ポートマン この2人の関係は愛だと私は思う。 ロリコンとかペドフィリアとか、そういう意見もあるが、そういう性愛の愛ではない。 未収録映像を含めた完全版では確かにそう捉えられそうな描写もあったが、作者の意図はどうあれ、あえて違うと私は断言する。 (な

    • おじさんとわたし8(変質者との遭遇)

      春になり、夏がくると、虫や動物たちが活動しだすのと同じように、変態たちも湧きでてくる。 最近、変質者2名に遭遇した。 1人目は、飲み会の帰り道に会った。 同期が潰れてしまったので、私も限界ではあったが家まで送り届け(途中同期に肩を貸しながら道端でゲロを吐いた)、家に帰る道すがら、そいつは声をかけてきた。 ナンパかと思ったが、腕を掴まれ、タクシーに引き摺り込まれそうになった。 酔いがさーっと覚め、腕を振り払い逃げた。 途中また吐いた。 2人目は、仕事で遅くなった日の帰り道

      • おじさんとわたし 7 (父との再会)

        水族館は私にとって少し特別な場所である。 色とりどりの魚たち ふわふわと泳ぐクラゲ 可愛い生き物や神秘的な生き物 たくさんの海の生物が水槽の中で時にライトアップされながら悠々と泳いでいる。 非日常を手軽に味わえる空間だ。 天気にも左右されない。 なぜか私は昔から水族館が好きだ。 綺麗で冷たくてちょっと胸がスーンとする。 父と初めて会ったのも水族館だった。 私は3歳から小学3年生まで父と過ごした記憶がない。 というのも、3歳で両親が離婚し、母と暮らしていたからだ。

        • おじさんとわたし 6 (クマ取りVS眼瞼下垂)

          幼い頃から目の下にクマがある。 25歳あたりを過ぎてから目立つようになり 元気な時でも周りに 「疲れてるね」「眠れてる?」 とよく言われるようになった。 結婚を考えていた彼と別れ 『いつかのための貯金』 を全部使ってやろうと思い立ち、クマとりの手術をすることにした。 クマには色々な種類があるらしく ・血行不良によるもの ・色素沈着 ・脂肪による凹凸 等々があるらしい。 私のは脂肪による凹凸のものだったので、脱脂手術というものをした。 某有名美容整形外科に初診でかかったと

        おじさんとわたし9(レオンについて)

          スピーチとスカートは短い方が良いのか考えてみた

          福岡県中間市の市長がスピーチで 「スピーチとスカートは短い方が良い」 と発言し、炎上した。 これは元ネタは博多華丸・大吉のネタらしい。 男性が言う「スカートが短いから良い」の理由を考えてみる。 足が見えてパンツが見えそうでエロいという理由だとして、しかし短いスカートだけが果たしてエロいのかという問題がある。 サザエさんのワカメちゃんはスカートが短いが(なんならちょっとパンツも見えている)、そこにエロさはあまり感じられない。 むしろ、若さや幼さ、溌剌さを感じる。 (個人の

          スピーチとスカートは短い方が良いのか考えてみた

          今更のラ・ラ・ランドそして私のディスタンス

          夏休みを取って恋人とその親とハワイへ行った。 帰りは私1人だけ先に帰国することになった(病院に監査が入ることになったので全員出勤命令が出たのだ。恨むぜ厚労省) 機内で私は暇を持て余し、普段見ないミュージカル映画を観た。 ラ・ラ・ランド。 だいぶ前に流行った映画である。 そもそもミュージカル映画…というか、ミュージカル自体あまり好きではない。 話の途中で踊り出すから内容がイマイチ入ってきにくいし、演技が『演技』っぽい感じがしてどうもノれない。 そんなちょっと斜に構えたサブ

          今更のラ・ラ・ランドそして私のディスタンス

          おじさんとわたし 5 (上京)

          最近バイトを始めた。 医療職あるあるだが本務先と別の勤務のことをバイトと言う。 月に1回静岡に通っている。 新幹線で1時間くらいで着くので乗り換えがないぶん楽だ。 朝の東京駅は、夜の空港と同じくらい好きだ。たくさんの人が行き交い、活気があってなんだかワクワクする。 いやまあ、仕事に行くのだけれど。 新幹線の中で朝ごはんを食べるとちょっとした旅行気分を味わえるので、いつも売店でパンとコーヒーを買う。 いや、旅行ではなく仕事なのだけれども。 私は中学まで静岡県で育った。 名古

          おじさんとわたし 5 (上京)

          なにものにもならないものたち

          なにものにもならない、 というのは難しい。 男、女、心の性別、無性、両性具有 という生物的なカテゴリーがあれば 課長、契約社員、経理、営業、ニート、医者 など役職や職業の肩書きがある。 血液型もあれば星座や四柱推命もある。 相手の身の回りに付随する事柄を見ずに 相手の内面を知ることは難しい。 すでにカテゴライズされているからである。 いろんなカテゴリーがベン図のように重なり 重なり合った真ん中が自分なのではないか? と最近考えるようになった。 カテゴリーとして自分の知

          なにものにもならないものたち

          おじさんとわたし 4 (先輩の結婚式)

          虎ノ門で結婚式があったので実家に帰った。 実家といってもおじさんの家だけど。 明日は休みだし、ゆっくりしよう。 久しぶりにおじさんのごはんが食べられる。 おじさんの作るごはんはかなり美味しい。 胃袋を掴めば離れられないというのはあながち間違っていないと感じる。 カメラマン辞めて深夜食堂みたいな飯屋やろうかな、とおじさんはよく言っている。 結婚式のごはんは美味しかったが、一皿の量が少なくゆっくり出てくるのであまり食べた気がしないのが不思議である。 新郎新婦は私の先

          おじさんとわたし 4 (先輩の結婚式)

          愛の肥満児

          私には腹違いの弟がいる。 私、30歳。弟、6歳。 年齢差24歳。 パパはとうに還暦を過ぎたが恋も仕事も現役で、3回結婚し、今も第一線で働いている。 パパの奥さん(弟の母)は私より10歳上しかも美人である。 私はこの美人な母にあまり好かれていない。 彼女は中国人なので言葉があまり通じないことも関係しているが、元々妻の娘という存在が単純に気に入らないのだと思う。 というわけで我々姉弟はそこまで顔を合わせずにこの歳まできたのであった。 弟と会うのは年に一度。お正月のとき。 叔

          愛の肥満児

          おじさんとわたし 3 (遺書レシピ)

          おじさんがクッキングノートをくれた。 自分の気に入ったレシピを書き留めておくのにちょうど良さそうである。 どのレシピを書こうかしら…と考えていてふと気づいたことがある。 自分の食の記憶の大半は、母とおじさんの手料理で構成されているということだ。 母子家庭で母は毎日忙しく働いていたけど、朝ごはんやお弁当は必ず作ってくれた。 高校生で上京してからは、おじさんの手料理を毎日食べて過ごした。 (たまにお弁当の海苔がハート型にされていて、友人たちから愛妻弁当とからかわれた)

          おじさんとわたし 3 (遺書レシピ)

          おじさんとわたし 2 (誕生日)

          おじさんが71歳になった。 私は30歳になった。 2人とも5月生まれなので 合同誕生日会をしよう! ということで 千駄ヶ谷のステーキハウスに行った。 シェアせず肉をきちんと一人前分しっかり食べたいという私の希望どおり、サーロインステーキを各々食べた。 赤ワインのボトルは半分ずつした。 (一番高い赤ワインのボトルを入れようとしたけど品切れだった、残念) プレゼントに青と紫色のあじさいの花束を買ったら、おじさんからのプレゼントはサボテンだった。 おじさんも花束と迷ったら

          おじさんとわたし 2 (誕生日)

          おじさんとわたし 1

          おじさんが71歳の誕生日を迎えたので 高校〜浪人〜大学卒業〜研修医までの 一緒に暮らした11年間と その後、一人暮らしを始めてから今に至るまでの おじさんとの思い出を記録していこうと思う。 思い出の思い出しってことで。

          おじさんとわたし 1

          無題

          便利な世の中 合理的な社会 心をないがしろにしないで

          処女とハンバーガー

          先日、ハワイをモチーフにしたちょっとリッチなバーガー屋さんでアボカドチーズバーガーを食べていたら、Twitterのタイムラインに性的同意年齢のニュースが流れてきた。 性的同意年齢。 調べると 『性行為の同意能力があるとみなされる年齢の下限のこと』 と書いてあった。 私は16歳の頃を思い出す。 当時の私はセックスについての知識といえば中学校の保健体育で習ったものだけだった。 ・セックスの時はコンドームをしましょう。 ・望まない性行為は拒否しましょう。 ・精子が卵子と受精

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          元カレのCDを30円で売った話

          バンドマンの元カレと別れたので、CDを売りに行った。 御茶ノ水のディスクユニオンに。 入り口が迷路のようでどこから入るのか散々迷った挙句、業者が出入りする入り口から入ってしまった(絶対ここじゃないだろうなと思いながらインターホンを押して入った。恥ずかしかった) 15分の査定の結果、元カレのCDは30円で売れた。 30円。 3枚売ったので1枚10円である。 彼のバンドはお世辞にも売れているとは言えなかった。 ちらほらと固定のファンがいて、下北沢や渋谷の小さいライブハウ

          元カレのCDを30円で売った話