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所感
2024年4月7日 14:17
葬列へさえも日差しは降りそそぎあなたの薄いまぶたをなぞるお変わりはございませんか本日はお日柄もよくとりあえず死ねがら空きのエレベーターが昇ってくたかが生活たかが人生まどろみのさなかに死ねる破れかけの卵の中で腐っていればぼくの手が消えたいきみの手を救うその手できょうは羽虫を潰す「愛」の語を作った人は誰ですかあなたのせいでずっと苦しい母親の通勤路沿いに新しいパン屋ができたらしい
ミラサカクジラ
2022年9月12日 05:53
わたしには神様がいた。泥沼の底にも届いた、曲があった。ひかりだった。蜘蛛の糸だった。当時のわたしは、自分の人生が残酷だと知ったばかりだった。だから、自殺という解答を投げつけるつもりだった。でも、そんな時にたまたま聴いた曲に、わたしは救われました。「誰かが生きてく一秒ずつ言葉にできたならば」「僕らは生きてく気がするのさ、言葉をばら撒くように」。生きていける、気がした。言葉を、わたしは信仰することにし