源氏物語「雨夜の品定め」で語られる理想の女性って?
大河ドラマ『光る君へ』にはまり、源氏物語を少しずつ読み返しています。
「雨夜の品定め」と呼ばれる部分が、現代で読んでも面白いなと思ったので書いてみます。
雨夜の品定めとは
年頃の男性同士が集まって、女性の格付けをしている感じでしょうか。
なかなか人前で言いづらい話も、雨の音がかき消してくれるような気がしたのかも。
なんて雨の日に書きながら思いました。
どんな女性を妻にするべき?
とくに気になった部分
身分でも容姿でもなく「心」に焦点を当てているところが意外です。
後半の「うしろやすく」は解説によると、主に浮気や嫉妬あるいは家事の処理に関する心配がなく安心できることをいうそう。
そういう点で信頼できる人なら、欠点があっても多めにみてあげよう、という考えのようです。
「相手に完璧を求めない」という考えは、平安時代の恋愛だけではなくて、現代でも人付き合い全般に言えそうなことです。
なるほどなと思わされるし、これを約1000年前に書いた紫式部はすごく聡明だなと思います。
梅雨のうちに「雨夜の品定め」の記事が書けてよかったです。
論文かレポートみたいになっている気がするけど、そのままの言葉で読む面白さも感じるので原文も引用してみました。
読み返してみて、学生時代は授業や論文に直接関係のないところまでじっくりと読めていなかったなと気づきました。
ことしの下半期も『光る君へ』を見ながら『源氏物語』もマイペースに読み進めていきたいです。
また次の記事でお会いできますように♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?