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『光る君へ』がやってきた! 全国巡回展

先日、大河ドラマ『光る君へ』の全国巡回展に行ってきました。


なんと、なんと、光る君へが私の街に来る‼︎

まひろ(紫式部)が源氏物語を書き始めてから、ますます夢中になって見てます。
CMで展覧会のお知らせを聞いて、すごく楽しみにしていました。


会場はNHK放送センターで入場無料です。

当日は開場の10分前に着いたのですが、すでに10組ほど並んでいました。
やっぱり大人気なんですね。

入り口に大きなパネルがありました


パネルと同じ写真のクリアファイルとポストカードをもらえました‼︎


数量限定と書いてあったので、早い者勝ち?だったのでしょうか。
ラッキーでした。
クリアファイルは記念に飾ってます。


等身大パネル


開場するやいなや、おばさま方の熱気に押されて思うように動けなかったのですが...
なんとかカメラにおさめることができました。
『光る君へ』では、雅な衣装も楽しみのひとつです。並ぶと華やか。


札にスタンプを押して、百人一首の札を作れる


清少納言や赤染衛門などもあって、好きな歌を選べます(1人1枚。本当は全部そろえたい)
ここは、やっぱり紫式部でしょう。
1番人気でした。


めぐりあひて
見しやそれとも
わかぬまに
雲がくれにし
夜半よはの月かな

紫式部 百人一首第57番 


めぐり逢ったのかどうか、それすらわからないうちに雲隠れした夜中の月のように、あの人もあっという間に帰ってしまったことです。

板野博行『眠れないほどおもしろい百人一首』


「めぐり逢ひて」と始まるので、恋の歌かと思いきや、実は幼友達に詠んだ歌だ。

 初句「めぐり逢ひて」は六字と、一字多い字余りになっている。
久しぶりに会った友達とのやっとの再会という感じが上手く出ている。

 後半は、言外に「あなたはその月と同じくらい、あっという間に帰ってしまいましたね」という意味が隠されている。
字余りからスタートしているので、後半にスピード感が出て、「あっという間」というのが体感できる歌に仕上がっている。

板野博行『眠れないほどおもしろい百人一首』


「幼友達とのつかの間の再会」と聞くと現代でも想像しやすいテーマで親しみを感じます。
源氏物語が有名すぎて、作者のことを神がかった遠い人だと思っていたけど、
友人との別れを悲しんだり普通に生活している1人の女性なんだなと思う歌です。
(ドラマを見ていても感じることです)

『光る君へ』に登場する他の人物の歌も調べてみたくなりました。


展覧会の続きです。


吉高由里子さんや柄本佑さんなど、メインキャストの皆さんのサインも展示されていました。
眺めていたら、スマホを構えた人に思いっきり足を踏まれてしまいました。
撮影禁止のエリアなのに...とプンプンしそうになっていたところ

「春はあけぼの 夏はサマー」

ファーストサマーウイカさんの枕草子にちなんだサインを見つけました。
さすが、ききょう様‼︎
実際の清少納言のことはよく知らないけど、ききょう様のキャラは大好きです。


まひろが着ている衣装と扇子の展示




着物に描かれているのは、なんの鳥?
ドラマで、まひろが源氏物語の前に執筆していた『かささぎ語り』思い出しました。
賢子ちゃんに焼かれてしまった、という設定の。
かささぎ、なのかな...?


そのほかにも、
ドラマの照明を体験
道長、宣孝、周明のセリフを流せる
まひろと道長が交わした手紙
キャラクターの衣装紹介
吉高由里子さんのメッセージ動画
ドラマや平安時代の紹介パネル
など『光る君へ』の世界に浸れる空間でした。


最後に、人混みが少なくなったタイミングで、登場キャラクターのアクリルスタンドを見られました。
特に、一条天皇と定子様のツーショットがうれしかったです。
尊い。


全国をまわってドラマの裏側を見せてもらえるのは、ありがたいです。
身動きとれないくらいに人が多くて、それだけ人の心を掴んでいるドラマなんだなと実感しました。
賢さで生き抜くヒロイン
という言葉が紹介パネルの中にあったように、ちょっと地味なタイプの主人公がここまで支持されているのが個人的にうれしい。
今年は『光る君へ』がきっかけで源氏物語を読み始めたり、文学っておもしろいと気づかせてくれるこのドラマが最高です。
『光る君へ』最後まで楽しみ尽くしたいです。




◯参考文献

百人一首の解説で引用した本です。

三笠書房
『眠れないほどおもしろい百人一首』
板野博行



また次の記事でお会いしましょう♪





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