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SF小説 百万ドルの虚空

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これから続けて、昔あるコンテストに投稿した作品(一次審査も通らずに落選)を、こちらで公に晒してみようかと思います。エスパーがでて、予知能力等を使ってても一応SFだ、という感じの人…
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#連載小説

SF小説 『百万ドルの虚空』その1

プロローグ    週末の午後。ユニバーサル・デジタル・ラボラトリーズという、日米の企業が合…

浅葱秋星
11日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その2

VRシステム検証作業 「遠野、冨士城情報がやってるVRシステムの検証作業に参加してくれん…

浅葱秋星
11日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その3

ブレイン・マシン・インターフェースシステム 「私からの説明は以上ですが、何かご質問はあり…

浅葱秋星
10日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その4

UDLab  一週間のVRシステムテストを終えて自社に出社した秀次に、来月から東都エレク…

浅葱秋星
10日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その5

VR探査システムプロジェクト 「こちらへどうぞ」  先に立って歩く海老原の後へ秀次は続い…

浅葱秋星
9日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その6

奇妙な能力  月面のリアルな映像。1/6の重力下でのローバーの移動だったが、特に問題もな…

浅葱秋星
9日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その7

トラブル  ラボでの作業は、秀次には仕事などとは言えないような、気楽なものだった。出勤するのも10時頃で、VRの連続使用には制限があったので、せいぜい4時間程度で、あとは身体に影響がないか診断に30分程。午後4時頃にはほぼ終わるような内容だった。7時間働いたことにしてその後は帰っても良いと、チャーリーなどは適当なことを言っていたし、最初はどうかと思った秀次もそれに倣った。何もすることもなく時間をつぶすのも苦痛でしかない。ラボにきて1週間を過ぎていたが、もう自社に戻ってこれま

SF小説 『百万ドルの虚空』その8

救出作戦  半球形のVRシステムユニットが窓の外に見える会議室。  黒いスーツの男は黒板…

浅葱秋星
8日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その9

救出作戦  秀次はいつも通りにVRシステムのヘッドセットを装着して、椅子に座った。ゆっく…

浅葱秋星
7日前
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SF小説 『百万ドルの虚空』その10 終

エピローグ  白い壁で切り取られた空は、見事なまでに青く、雲一つない。綺麗な秋晴れだった…

浅葱秋星
7日前
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