マコト

障害者(知的)入所支援施設で働いています。 ポッドキャスト番組「窓の外」を配信していま…

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障害者(知的)入所支援施設で働いています。 ポッドキャスト番組「窓の外」を配信しています。 https://open.spotify.com/show/3AzYQpwoVSNAKh3dTK3bbr?si=ae73d00dc51b4730

最近の記事

心臓に関する小話

2~3分程度の短いPodcastをMicrocastというらしい。 最近海外で増えてきているらしいので、この波に乗れとばかりにやってみることにしました(笑) 健康福祉小話、という番組を作りました。 今回は、その番組で話した、心臓の話、の内容をまとめました。 心臓は4つの部屋からなる生体ポンプ 心臓は4つの部屋からなる生体ポンプです。一定のリズムを刻むシステムを持っていて、1分間に約5l、一日に換算すると7200lもの血液を全身に送り出しています。これってかなり高性能な

    • コミュニケーションについて

      コミュニケーションって、誰でも一日一回は行ってると思います。 どちらかといえば、コミュニケーションが苦手な僕ですが、今回はコミュニケーションについてまとめてみたいと思います。 コミュニケーションのポイントとしては、礼儀正しさ、一方的にならないようにする、負の感情をコントロールする、だそうです・・・。 どれも苦手、というかできてないですねぇ・・・。 明日からは、このポイントに気をつけて、コミュニケーションしていこうと思います。 (そう簡単には変わらないだろぉ・・・) もう一

      • ダンスが感覚と脳に与える効果

        発達障害の支援を考える中で、ダンスの有効性って何なのか調べてみて、と指示を受けて自分なりに調べてまとめた備忘録になります。大それた言い回しのタイトルですが、内容はそれほど深くないし難しくもないので、気楽に読んでもらえたら嬉しいです。 ダンスとは・・・。 音楽に合わせて演じられる動作で、その様式は多様であり厳密な定義付けはない。遊戯的でリズミカルな連続した動きにより、コミュニケーションや表現を行うものである。 このように書かれていました。 つまり、音楽に合わせて体を動かす

        • コミック会話を取り入れたコミュニケーション

          知的、発達障害の方が苦手としていることの一つに、他者の気持ちを考える(周りの空気を読む)、というものがあります。 彼(彼女)と関わっていて、なんでそんなことをしたんだろう?、そんなことしたら相手が嫌がるだろう?、という場面をよく目にします。そして、そのことに対して、言葉で、注意や助言をしている職員もよく目にします。 しかし、その殆どが相手に伝わっていないのです・・・。 伝わらいことに関しては、いろんな要因が絡み合っていると思います。 障害特性として、言葉による会話の理

        心臓に関する小話

          アセスメントの結果を基にした時間の構造化

          「支援方法を考えるためのアセスメント」で書かせていただいたアセスメントの結果を基に、時間的・物理的な構造化を行っていきます。 今回は時間の構造化について書きます。アセスメントの結果を基に対象者の強みや弱み、理解の方法などの仮説を立てます。それを基に具体的な構造化の方法をたてます。その方法で支援を行い記録して、記録から仮説を検証してより良い方法を考えていきます。 支援チームは対応の方法などを統一しておく。そうしないと、しっかりとした仮説の検証を行うことができません。 今回

          アセスメントの結果を基にした時間の構造化

          スマホやタブレットによる影響

          少し前に、タブレットなどによる子供(特に発達障害児)への影響について話を聞く機会がありました。 それを備忘録的にまとめてみようと思います。 まず、タブレットなどの利用が悪影響を与える、とは思ってはいません。 ただ・・・。 なんでもそうですが、すぎると、その影響は悪い方向に傾くことが多いです。 何事も、中庸がいい、と思っています。 ただ、特に発達に障害を持つ子供(人)だと、中庸というあいまいな部分を理解するのが難しいので、そこはルールや枠組みをしっかり作り、その範囲内で使っ

          スマホやタブレットによる影響

          支援方法を考えるためのアセスメント

          なぜアセスメントが必要なのか・・・何を理解しているのか、持っているスキルは何なのか、をチェックして支援につなげます。 ・強みが何なのかを調べる ・何が好きなのか、苦手なことは何なのかを知る ・コミュニケーション能力を把握する。 ・示された場面や状況をどのように理解しているのか ・分からなくて困っているのは何なのか ・終わりに関しての理解 ・どのような刺激に対して敏感なのか、または鈍感なのか ・アレルギーや合併症などの健康上の問題点 などを調べてアセスメントします。 これ

          支援方法を考えるためのアセスメント

          仕立てる

          過去に一度スーツを仕立ててもらったことがあります。職人さんに用途を伝えて、生地を選んで、採寸してもらって・・・。そのお店は仮縫いもありました。 残念ながら、そのスーツが大活躍する機会はありませんでしたが・・・。 支援方法(プラン)を考えてるときに、ふと仕立ててもらった時のことを思い出しました。 なんでかなぁ・・・。って考えてみたんですよねぇ。そしたら、支援方法を考えるのって、服を仕立てるのと同じなんじゃないかなぁ、って感じたんですよ。 利用者一人ひとりの環境や特性や強

          仕立てる

          春になったら運動しようかなぁ

          新型コロナウイルス感染予防で、自粛生活・・・。仕事もテレワーク中心となり、自宅で過ごすことが多い今日この頃・・・。いつの間にか、おなか周りが気になりだした、って方も多いと思います。 テレワークで職場に行かなくなると、職場までの移動時間(人によってまちまちだと思いますが)で立っていたり歩いていることで消費されていたカロリーが消費されなくなってしまいます。 実際に、東京にオフィスを置く企業の職員100名を対象に行ったアンケートによると・・・。 新型コロナウイルスの影響が現われ

          春になったら運動しようかなぁ

          構造化と代替えコミュニケーション

          ASDなどの支援を考えるうえで必要と思われることは・・・①イマジネーションの問題 ・常同性 ・過剰な想像 ②コミュニケーションの質の問題 ・話ができるので、言語的コミュニケーションで伝わると思ってしまう ・言葉の使い方が一般と異なる ・非言語(独特なジェスチャなど) ③対人関係の問題 ・積極的奇異(誰彼構わず、場所に関係なく握手を求める、など) ・断ることができない(受動的) ・対人関係が苦手(孤独になりやすい) ④独特な身体感覚 ・過敏だったり鈍感だったり、あるいはそれが時

          構造化と代替えコミュニケーション

          ASDや発達障害と関わるときに知っているとちょっと良いこと

          ASDの脳に関すること、に書いたようにASDの脳の働きは独特で、そのため記憶の仕方や感じ方が健常者と異なります。 例えば、 リンゴ、バナナ、みかん、イチゴ という言葉を聞いたとき、健常者だと・・・ リンゴ、バナナ、みかん、イチゴ のように言葉の間に点が入って聞こえます。 しかし、ASDの場合は・・・ リンゴバナナミカンイチゴ のようにひとつながりになってしまう、ことが多いです。 これだと、 何を言われたのか分からないですよねぇ・・・。 ASDは一度に丸覚えしてしまうことが

          ASDや発達障害と関わるときに知っているとちょっと良いこと

          ASDの脳に関すること(まとめ)

          ASDの人の脳は一般的な脳に比べ、一部の脳内ネットワークが働きすぎている、と考えられている。 2016年の金沢大学の研究によると・・・ ASDの子供が好きなアニメをみているときの脳の様子を調べた、。この結果を健常児と比較した時に、ASD児は健常児に比べ、聴覚をつかさどる両側頭葉や視覚をつかさどる後頭葉の活動が過剰になっている。 この原因とし・・・ ASDの脳は神経細胞のアポトーシスが正常に行われていないことがあげられている。 2014年のコロンビア大学の研究によると・・

          ASDの脳に関すること(まとめ)

          収集癖のある利用者支援(失敗談)

          連日寒い日が続きますねぇ・・・。寒いの苦手なんですよ・・・。 寒いといつも以上にネガティブな考えが頭に浮かんできて・・・。 午後、ASD関連の本を読んでいた時、ふと過去の失敗例が頭に浮かんできたので戒めを込めて書くととしました。 以前、かなり収集癖の強い利用者(以後Aとする)の担当をしたことがあります。 どのくらいすごいかというと、店にあるチラシや他の利用者の衣類や歯ブラシはもちろん、作業中に時分の福に付いたゴミまで集めて部屋にためてしまうのです。部屋の掃除も嫌がり(

          収集癖のある利用者支援(失敗談)

          発達障害や自閉症と関わる前に知っておっくといいこと・・・

          発達障害について・・・発達障害の定義(発達支援法において) 発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する「脳機能の障害」。 その症状が通常低年齢において発現するもの。 DSM-5による診断基準 1.社会的コミュニケーションおよび相互的関係性における持続的障害 2.興味関心の限定および反復的なこだわり行動、常同行動、知覚異常(知覚過敏or近くの鈍麻) ・これらは、成人期まで明らかにならないこともある。 ・

          発達障害や自閉症と関わる前に知っておっくといいこと・・・

          強度行動障害とは・・・

           診断名ではない。  もともとは、歩く重心児(重度心身障害児)の研究に端を発するもので、直接的他害(噛みつく、たたく、など)や間接的他害(人や物への強いこだわり、他者の睡眠を邪魔する、など)多動、器物破損、自傷行為などが通常考えられない頻度と形式で出現し、著しく処遇が困難なものをいう。  1993年に”強度行動障害特別処遇事業”が実施。知的障害児の入所施設に加算を付けるための用語として使われるようになったことで、行政用語となる。 間違いなどあったら教えてくださいm(__)m

          強度行動障害とは・・・