仕立てる
過去に一度スーツを仕立ててもらったことがあります。職人さんに用途を伝えて、生地を選んで、採寸してもらって・・・。そのお店は仮縫いもありました。
残念ながら、そのスーツが大活躍する機会はありませんでしたが・・・。
支援方法(プラン)を考えてるときに、ふと仕立ててもらった時のことを思い出しました。
なんでかなぁ・・・。って考えてみたんですよねぇ。そしたら、支援方法を考えるのって、服を仕立てるのと同じなんじゃないかなぁ、って感じたんですよ。
利用者一人ひとりの環境や特性や強みをふまえてプランを考える。考えたプランを実践して合わない部分を修正していく。
とくに、その人が生活している環境をふまえるってのが大切で、これを加味していないプランだと、実践に必ず無理が出てきます。生活環境によっては、希望をそのままプランに入れることが難しいこともあります。その場合にも無理と片付けるのではなく、どうすればプランを希望に沿ったものにすることができるか、を考えていく必要はあります。
と、プランの作成を職人技のように表現しましたが、決して職人技にはなってはいけないんだと思います。プランを作るときには、作成する人の知識や過去の経験がもとになると思いますが、それだけでは視野の狭い独りよがりなプランになることもあると思っています。
だから、利用者やその他の支援者の意見を聞く必要があると思います。
チームで考える。
毎回ミーティングを行っていたのでは業務が成り立たないので、10分程度のミーティングで相手の意見を聞く。
その意見をプランに反映させてみて、実践して、評価して、またミーティングしてプランを修正していく・・・。
これの繰り返しだと思うんですよ。
そしてこの繰り返しは、ずっと続いていくこともあるので、プランは常に仮縫い状態、ということも珍しくはないかもしれないです。
ここからは、仕立て、とは違う内容になりますが・・・
業務が忙しいからそんなに何度もミーティングなんて持てない、そんなに何度もプランをかえれない、ってこともあると思います。でも、10分なら時間を工夫すれば作れると思います。それにプランもすべて変えるのではなく小さな修正なことがほとんどだと思います。(大きな変更が必要になるとすれば、それは利用者の状況が大きく変化した時だと思うので・・・)
最後にもう一つ、定期的に短いミーティングを行うことで、要点をわかりやすく伝える能力がアップすると思います。