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100% Me.

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誰もが100%自分らしく生きられる社会を目指して、主にダイバーシティ(多様性)について発信。国内外でマーケター•ライター経験のある3人で運営します。
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記事一覧

『愛という名の支配』

ドイツの精神学者エーリッヒ・フロムによると、愛とは「愛する者の生命と成長を積極的に気にか…

YunaPark
2年前
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『The Bold Type』が描く、身近な人間関係における多様性の摩擦

最近の欧米の映画やドラマを見ていると、多様性への配慮がありありとわかる。その一方で、時間…

YunaPark
3年前
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「外国籍の方のご入居は難しいとの回答でした」

これは先日賃貸物件の問い合わせをした際に不動産仲介業者より伝えられた言葉である。この言葉…

YunaPark
3年前
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『嫌われる勇気』 読書感想文

小学生の頃、私は友達中心の人生を送っていた。 友達がいればそれだけで心が満たされていたの…

Creepy Nutsのファンになりたくない

”ガキのころから夜が好きだった。9時に寝るのはなんか嫌だった。なんとなくただもったいなか…

アメリカ人が描く在日のストーリー『PACHINKO』

2017年にアメリカでベストセラーになったこの本を手に取ったきっかけは、2019年の秋にコリアン…

YunaPark
4年前
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女性は家庭の責任者?

本日Business Insider Japanに「女性4割『もし私が男性だったら高キャリアに』と自信。男女不平等なのは職場より『家庭』」という記事が出た。同記事はLinkedIn Japanの調査をもとにしたもので、女性の社会進出を阻む大きな壁が家庭での責任であることが改めて示されている。 昨年私は依頼を受けて、「An Unconscious Bias: Why Japanese Women Still Prioritize Home Over Work」という英語記事を

「痩せている=スタイルが良い」は卒業しよう

突然の告白ですが、私は長年自分の体型にコンプレックスを持っていました。最近気づいたのです…

思い込みの枠

「自分の可能性を一番見くびっているのは、自分自身」 雨宮まみ著書『女の子よ銃を取れ』より…

「善人」による無理解が見事に描かれた映画『82年生まれ、キム・ジヨン』

81年生まれの私が原作本を読んだのは去年の春のことだ。韓国語教室を開いている母が教材として…

YunaPark
4年前
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ノケモノとワタシ

これは、劇作家/演出家/パフォーマー 小林賢太郎の作品『ノケモノノケモノ』に出てくる、ある…

価値観を押し付けて、押し付けられて

他人の価値観に良し悪しをつけるほど、私たちは「できた人間」なのだろうか。 つい先日、私が…

定説を無視して幸せを掘り下げたら、自己肯定に行き着いた

私は長らく「自分の幸せ」に関して思考停止していた。幸せというラベルが貼られた定型容器があ…

YunaPark
4年前
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「差別をしない」と自認する人によるマイクロアグレッションの厄介さ

とある大臣が会見の際、ある記者の日本語での質問に英語で返したことがマイクロアグレッションだと話題になっている。おそらく記者の容姿とアクセントから、大臣は「外国人」と判断し、「外国人なら英語!」という発想になったのであろう。ちなみにその記者は「日本語で大丈夫です。馬鹿にしないでください」と返していた。にもかかわらず、大臣は質問への答えをはぐらかしたあとで最後にわざわざ「日本語わかっていただけました?」と聞いていた。シンプルに失礼である。 マイクロアグレッションとは、意図した差