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③絵本レビュー【お立ち寄り時間1分】コーヒーのおつれさまは?―ハグなんて、朝メシ前じゃん!―
昔、海外にいた頃、『フリーハグ』が盛んに実施されていた。当時は、テロが各地域で多発していて、外に出るとピリピリした『何か』が常に空気の中に混在していた。
『フリーハグ』は、見知らぬ人とハグをすることで、『素敵な何か』を互いに贈りあう活動だ。どこかの政治家みたいに、大声をあげたりしない。『フリーハグ』と書かれた看板を持って、街頭に立つ。ただそれだけだ。国籍も、性別も、年齢も関係なく、等しく平等に与えられた、平和的活動ともいえる『Hug』をすること。
そんな『Hug』を題材にした絵本が『TIME for a HUG』だ。
『Every hug says I LOVE YOU!』という一文に惹かれて購入した。親子の1日が、簡単な英語で綴られている。英語がちょっとな…という方でも、イラスト付きなので、楽しめると思う。不安な方は、日本語訳から始めてみるのもおすすめだ。
物語の要所で、『Time for a hug!』と親子でハグをする。不安なときや、反対に嬉しい時、言葉以外で、自分や相手に表現する方法を我が子に知って欲しくて、この本を選んだ。
どうしようもなく辛い時、言葉が喉の奥に詰まって出てこない、出せない時もある。ハグをすることで、ストレスが幾ばくか軽減する、という報告もあるそうだ。自分や他人を癒す方法は、いくつあってもいい。
話は変わるけれど、海外の友人に、日本の温泉について説明したことがある。海外にもあるが、入浴方法が異なる。必ず水着を着る。ちなみに、日本は、裸で入ることを伝えた。
すると…
「そこまでさらけ出せたら、ハグなんて朝メシ前じゃん!」
と笑っていた。
うん、確かに。笑