年間の個別の指導計画 その1
7月になり、みーちゃんの理解がさらに進みました。学校に慣れてきて、本来の姿で行動するようにもなりました。学校で学んで、できるようになったことも増えてきました。
ここらあたりで、5月の仮の個別の指導計画を見直して、3月までを見通して、今年度の個別の指導計画を立てます。
今回も、[子ども様子]は省略した形で書きます。どうしても必要な場合は。注)で付け足します。
1.基本的生活習慣
〈食事〉
[課題]
・給食当番で牛乳を給食室まで取りに行き、丁寧に配れるようにな
る。できたら、クラスメイトと運ぶ。
・お箸が使えるようになる
注)今は、エジソン箸を使い始めたところ
[具体的手立て]
・まず、先生と運ぶ練習をする。できるようになったら、クラスメイ
トと頑張って運んでみる。(少量から運ぶ)
・牛乳配りを最後までする。
注)今は、飽きて途中でやめることがある
〈排泄〉
[課題]
・排尿のとき、前を抑えるのではなく、「おしっこ」と言う。できれ
ば「トイレに行きたい」と言えるようになる
注)排便は、朝、家で必ずしてくる
[具体的手立て]
・おしっこをしたそうにしたとき「想像」と「覚えて」を使って
「おしっこ」や「トイレに行きたい」という言葉を教えていく
・余裕があれば「すみません」を使って、お願いさせる
〈睡眠〉
課題 現状に問題がないので、省略。
注)睡眠薬を飲んでいたり、昼寝が必要な場合がある
が、彼女には、必要ない。
〈着脱〉
[課題]
・自分の服を、自分で着られるようになる
・自分の服は自分でたためるようになる
たたんだ衣服を、デイケアのカバンに入れられるようになる
[具体的手立て]
・自分で着ることができたら、褒めていく。
・ボタンの留め方、チャックの上げ方を教えていく
・服のたたみ方を教える
・たたんだ服を崩さないように、カバンに入れる方法を教える
2.健康
[課題]
・散歩や外遊びのときに、日焼け防止用の帽子を被る
・目と手で探索するようにする
何か分からない時は口に入れないで、先生に「これ、何?」と聞く
注)時々拾ったものを口に入れるのは、ほとんど
なくなったが、たまにやってしまう。
[具体的手立て]
・日焼け防止用の帽子の置き場所を決め、自分で被るように教えていく
・普段から、目で見て楽しみ、手で触って楽しみ、「覚えて」で言語化
していく
・できれば「これは、何?」と言う言葉を教えていく。
☆続きは、『年間の個別の指導計画その2』に書きます。