あの日・あの夏2つの出来事
1997年8月31日その日は2つの出来事が重なった
当日朝、私は北海道・鹿追にいた
朝食が終わり、温泉三昧
夏なのだが場所柄、露天風呂のハシゴをしても涼しい
2時間くらい外にいたようだ
お昼過ぎには温泉の送迎バスで
帯広空港から帰るのだ
急いでベランダにタオルを干す
真下に見覚えのある車が停まっていた
一瞬でわかる、あの人だ
見て見ぬふりをするのは心苦しい
どのくらい時間が経ったのかわからない
こっそり外を覗いてみる
車はまだそこにあった
今、会って話をしても
おそらく会話も続かないだろう
会わないと決めて窓を閉めた
荷物の確認をして1時間が過ぎた頃
干していたタオルが目に留まり
ベランダに出た時、そこに車はなかった
その時、あぁ終わったと
自分の中で区切りがついた
6年の遠恋の終わりだった
意外にも清々しい気持ちで大阪空港に帰ってきた
家に着くと、まずは土産話をして
部屋に入るとスーツケースを開けて洗濯物を出す
最後に入れたあのタオルが
目につくところにあるのは当然だが
複雑な気持ちになる
そんな夜、TVは
ダイアナ妃事故死の第一報を知らせた
あなたはそれで幸せだったのだろうか?
ダイアナ妃、同い年だ
何という1日だったのだろう
この日は私にとって失うものが大きい日だった
何気なく口ずさんだ曲は…
最後のライトは消さないで せめて拍手が終わるまで…
ラスト・ソング 泣いた
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夏の想い出、できました
長く生きているといろんなことが起こりますね
あなたの今日一日がいい1日でありますように🙏 庵拝
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