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雷厉风行ーー行動する前が一番怖いのなら、いっそのことすぐ行動に移しちゃえば?
(1157字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)
【雷厉风行】
ピンイン:léi lì fēng xíng
意味:雷のように勢いよく、風のように速く行動する。すごい行動力があること。
『行動する前が一番怖いのなら、いっそのことすぐ行動に移しちゃえば?』
私は根っからの心配性だ。
他の人からしてみれば大したことないものでも、深く深く考え込んでしまい、眠れなくなる程悩んでしまう。
心配事が全く無ければ、今度は
「こんな平和で大丈夫なのか」
「私は平和ボケしているのではないのか」
「いずれ大変な目にあったらどうしよう」
と何かしら心配の種を自ら生み出す。
息をするように心配しながら生きる。
それが私なのである。
そんな心配性のプロとも言える私だが、経験上、何よりも怖くて心配思考が止まらなくなるタイミングというのがある。
それはずばり「行動に移す直前」。
ある出来事を動かそうとする前段階の時点だ。
「何とか順調に終えて欲しい」という強い願いに加え、「これからやってくる未来が一切読めない」という不安は「心配スイッチ」を強く刺激する。
ひたすら想像力を働かせばいくらでも悪事態を思い巡らせられるという、悪い意味での無限な可能性に身を置いてしまうと、それだけでメンタルがボコボコにやられてしまう。
いくら心配性のプロとはいえ、こういう延々と心配し続ける状態は非常に体力・精神力を摩耗する。
だから私はただ悩む為だけに悩む、そんな状態が大嫌いだ。
どうすればぐるぐる思考からいち早く抜け出せるものかと考えていたところ、私はあることに気付いた:
一番不安で悩み込むタイミングは「行動に移す直前」。
ならばーー
行動に移すのが早ければ早いほど、この怖さに悩まされる時間も短くなるのでは?!
旅にたとえて言うと、例えば出発前に自宅で「旅路で何かハプニングが起こったらどうしよう」と心配していたとする。
そこで起こりうるであろう様々な事態を考えては恐怖に飲み込まれそうになるのだが、
そうダラダラと怯えるぐらいなら、今すぐにでもリュックを背負って玄関のドアを開けよう、ということだ。
取り敢えずもう出かけちゃう。
出発しちゃう、旅を始めちゃう。
足を動かして、ひたすら目的地のことだけ考えてぐんぐん進んじゃう。
そうしていくうちに、手続き対応だの方向確認だので忙しくなり、心配する余裕も無くなってくる。
気付いたら、いつの間にかもうゴールに到着しちゃっている。
どんなことにおいてもそうだ。
ぐるぐると考え込んでしまうのなら、取り敢えず何かしら行動を起こす。
今、この時点、目の前で取り掛かるべき課題が必ずある。
それだけに集中してひたむきになる。
やるべきことに集中しちゃえば、悩んでなんかいられないのだ。
何よりも「行動している、前に進めている」こと自体が、一番の安心材料になる。
行動する前が一番怖い。
ならば、いっそのことすぐ行動に移しちゃえば、後はもう何も怖くない。
📚ぐるぐる思考に余裕を与えない
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