【管理職】前に出るときと後ろに下がるとき
<おじさんDX Vol297>
マネジメントの仕方として、リーダーシップ、フォローワーシップ、などを代表に多種多様ありますが、どれが大切なのかというと、どれも大切です😅
✅正解はないようである
組み合わせ等も含めて使い分ける必要があるのですが、どう使い分けるかについては、色々見解があって「上手くマネジメント」するにはどうしたら良いのか迷うところでもあります。
成功しているチームのやり方を真似をするのは良い事ですが、チームスタッフは、それぞれ違うのですから、必ずしも...とはなりません。
臨機応変なんて便利な言葉がありますが、その臨機応変は結果論だったりするコトもありますので、上手くいかなかった時は、単に責任だけが回って来る...と言う事も考えられますので、躊躇する人は躊躇してしまうようです。
✅正解は、「上手くいけば正解」です。
結果論ですね😅
どんなに良いプロセスを踏んでも結果が悪ければ、マネジメントは失敗です。むしろその位の覚悟がないと、マネジメントする立場になるのは厳しいと思います。
✅前に出ましょう❗
まず管理職で多いのが、率先垂範タイプ。リーダーとしてスタッフに率先して自身の姿勢を見せて牽引していくのです。
前に出るのは、悪い事ではありませんが、注意するポイントは、
✅時には振り返りましょう。
もしかしたら行っている事は「スタッフが出来る業務」だったりします。
スタッフが出来ることを自ら行って、本来行うべきことが出来ていない...。そうした事は無いでしょうか。
管理職が、先頭を爆走してスタッフが全くついていけていない...なんて事は往々にしてあるのですが、こうしたタイプは、ついて行けないスタッフに不満を持つことが多いです。
✅先頭に立っていますが、スタッフはついて来ていますか。
✅先頭に立っていますが、スタッフは、引きずりまわされていませんか。
✅先頭に立っていますが、スタッフはついていけていますか。
私も過去には、こうしたガンガン牽引や押すタイプでした。これは、チームの初歩段階では必要なコトなのですが、スタッフにしたら大変なのです。
反感や批判も受けた事がありますが、管理者が、信念を持てずにフラフラしてしまうと、スタッフも不安になります。
✅後ろに下がるだけの管理者
反面、管理者になったらスタッフに任せきりで「自分は忙しいから」と、スタッフと同様の仕事をしないと、割り切ってしまう人も居ます。
後方支援と言えば聞こえは良いのですが、それは支援になっているどころか、前にばかり出る管理者と違って、別な意味でスタッフから不満が出ます。
管理者本人は「これが自分の役割」と思っているかも知れませんが、周囲からすれば「仕事をさぼって」いるようにしか見えないのです😅
スタッフは、管理職の仕事の内容を知りませんから、そう見えることもあります。昨日までプレイヤーだった人が、管理職になった瞬間何もしないように見えてしまうと、スタッフの反応は想像につきませんか?
特に中間管理職の場合、スタッフの理解を得られない状況で、チームの最大のパフォーマンスを発揮するコトは難しいでしょう。
管理職になったばかりの場合には、自身が育てたスタッフがそう居ません。実力も信頼も得るのはこれからなのに、勘違いしてしまうのです。
✅経験上、スタッフ以上に忙しいのは理解出来ますが、上手くいく方法で行うのが、一番手っ取り早い。
管理職は、スタッフを管理するだけと思っている様子もありますが、一番管理しなければいけないのは「自分」です。多数のスタッフを抱えるようになると、細かな動きが出来なくなりますが、それは言い訳と思うくらいでないと...😅
この後ろに下がるばかりの管理者のタイプは、前に出てばかりの管理者よりも、時として組織を弱める(もめる)原因になります。
✅多くのスタッフに目が行かないのは言い訳❓
前述のように言い訳と表現しましたが、100人程のスタッフを抱える立場になると、全員に目を行き届かせるのは、現実問題かなり厳しいです。
私が管理職になりたての頃、スタッフの事を如何に知らないのか思い知った事があります。自分の中では、上手くいっていると思っていた矢先に、不祥事が発生したのです。
これは全く私のマネジメント力が、低い事が原因です。
それまでは、多くのスタッフを導く事に夢中になり、広く浅くなっていたようです。やはり同じ人間ですから、深く関わる必要があると思いました。
こうした時に「仕方ない」「出来る訳がない」とならなかったのが、幸いしています。
✅コンパクト化
余談になりますが、経験上マネジメントの限界人数は、5名~10名位です。もっと能力のある人ならば、大勢をマネジメント出来るでしょう。しかし私は、能力がないのです。
スパン・オブ・コントロールなんて知らなかった頃に、どうしたら私でもマネジメント可能になるのかを考えたのですが、現実を認め対処するという視点に欠けていたのです。
自分も含めて6名をマネジメントするとしたら「自分、A、B、C、D、E」となります。人数が増えてもこの単位を維持し、班を作るようなイメージです。
自分は、主にAさんに重要なコトを伝えますが、Aさんは、特にBさんをマネジメントします。Bさんは、Cさんをマネジメントします。という流れです。
✅第1チーム:「自分⇔A⇔B⇔C⇔D⇔E」
✅第2チーム:自分⇔「A⇔B」⇔C⇔D⇔E
✅第3チーム:自分⇔「B⇔C」⇔D⇔E
✅第4チーム:自分⇔「C⇔D」⇔E
✅第5チーム:自分⇔「D⇔E」
✅第6チーム:自分⇔「E」
隣り合う関係は、双方向関係で、この単位が一つの単位。
単なるピラミッド型にせずに、末端の立場でも直接アクセスできるようにしました。重要な事やレスポンスが求められる場合は、直接各自に指示しますが、そうでない場合は、各担当が行うようにしました。
言葉で表現するのは、難しくてわかりにくいですね💦
✅タイミングを逃さない
前に出るタイミングと後ろに下がるタイミングを逃さないように、普段から注意し行動します。時間の経過と共に、チームが自発的な行動をするようになってくると、管理職は後ろに下がりましょう。
✅スタッフが出来る事は、スタッフに任せる。
✅任せた以上は、結果が悪くても管理職が責任を取る。
✅自分がやった方が早い事もありますが、そこは我慢。
ただし、緊急事態やスタッフで対応出来ない案件がある場合は、瞬間移動して前に出る必要があります。これは簡単なコトではなく、運動に例えれば、トレーニングや準備体操をしているようなものです。
いつでも、OK!
この位の気概は欲しいところですね。
呼ばれてから重い腰を上げるようでは...😱
それには、普段から何気なく現場を気にするコトなのです。見てきた優秀な管理者というのは、普段現場に居なくても、いざ現場に入ったら、不思議な事に現役感バリバリなのです。
その動きは、縦横無尽。
長くなりましたが、そんなおじさんの話でした。
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