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記事一覧
【キー29】キャンパスライフ!
あなたが法学部で学んだことはなんですか?という問いに対する答えを考えたい。
「法学を勉強する」という営みの一つの表情は「我々の社会は数多(あまた)の人々が作り上げている」という至極当たり前のことを再確認することである。
社会は神様の鶴の一声や魔法のステッキにより一晩でできあがった訳ではない、と知ることだ。
法学部生は誰しも必ず一度は判例を読む。判例というのは過去にあった裁判の判断(判決文など)
【キー28】短歌ー日常世界からの脱線
我々が普段「日常」と呼ぶものは、定型化・標準化された体験の繰り返しのことで、だからこそ高級ホテルに泊まるとかアーティストのライブに行くとか海外旅行に行くとか、何にせよ比較的珍しい特別な体験を我々は「非日常」と呼ぶ。
ここでいう「非日常」は、「日常」の対義語として、つまり、今日や明日や来週も続いていくであろう日常生活(朝起きてニュースをみながら歯磨きをして、家を出て最初の角を右に曲がって、〇〇駅の
【キー25】他人-シチュー
前回
シチュー僕の通っていた小学校では6年生になると、二学期の後半から1組の1班から順番に校長先生と給食を食べるというイベントがあった。当時、僕は6年2組だったから3学期にはいってすぐくらいに順番が回ってきた。
その日もいつものように教室で給食をよそって、4階にあった教室から1階の校長室までお盆をひっくり返さないように慎重に階段を降りた。
僕は当時学級委員長をやったりするリーダーキャラだったか
【キー24】サラリーマン・スターターパック(後編)
スーツもバッグも靴もそろったら、あとは小物でどこまで遊ぶか。目には見えないところで内なるテンションをあげるのもの大切
前編はこちら・・・
名刺入れ持論は「薄ければ薄いほどかっこいい」
①Valextra
カラーバリエーションが豊富で発色がいいことで有名
②Crevalcathco
一品一品オーダーメイドなので到着に時間はかかるが間違いない一品
③大峽製
重厚感あるデザインで収納力も
【キー23】サラリーマン・スターターパック(前編)
何を買えばいいか検討もつかないサラリーマンの皆様
パートナーへのプレゼントをさがす皆様
散財でストレス発散をしたい皆様
に捧ぐ
スーツ所詮作業着。されど作業着。青天井すぎて上を見るとキリがないけれど
シャツも併せてオーダーするとハマりやすい
①Sato Tailor
お手頃価格でオーダースーツが仕立てられるのでまずはここから
②FIVEONE
もうワンランク上げて誰が見てもわかる上品な一
【キー22】インターネット自由型
愛してやまないインターネットのラブなサイトや好きなページ、X(旧Twitter)アカウントなどをご紹介。
荒んだインターネットの海をどう泳ぎ切るかが大事ってハナシ!
インターネットサイト・ページ
①「やさしい日本語」を使ったすかいらーくHDのアルバイト募集
日本語が苦手な外国人に向けて採用情報を発信するページ。
難しい敬語や長い説明文は無く、読点「、」の代わりに文字間を空けるなど、やさしい日
【キー21】短歌ーコンビニ人間
2024年になると僕は直ちに24歳になる。24歳人間。
24といえばコンビニ。
今年の僕はコンビニ人間。
コンビニは何でもそろっている。だからといってコンビニ全てが同じ商品ラインナップじゃないのが面白いところだ。ブランド/地域/店舗/によって個性があって、例えば、みなとみらいにある「セブンイレブン ハンマーヘッド店」には世界各地のビールが揃っておりクラフトビールのカラフルな缶模様が壁いっぱいに並
【キー20】奇妙で平凡な日々
今朝も山手線は大混雑で、ホームでまつ人々はとても全員乗り切れそうにない。しかたない。次の一本をまつしかないか。
ところがどうも様子がおかしい。間髪入れずにくるはずの山手線がなかなか来ない。あたりがすこし騒がしいので、何かあったのかとイヤフォンを外す。
なにか妙じゃないか。録音の声でまわっている駅は通常営業で電車がすぐにやってくる。ところが駅員の声がするということは「なにかが起きている」のだ。きっ
【キー19】2023ベスト
2023年に出会ったあれこれから、特に印象深かったものや輝いているものなど、さまざまなベストを集めました。
※各ジャンルごとに3つずつ挙げましたが、いずれも魅力を順位づけしたものではありません。原則、出会った順に並んでいます。
映画①『コンパーメント No.6』 / 監督:ユホ・クオスマネン
モスクワからムルマンスクへ向かう寝台列車での旅を描くロードムービー。ぶっきらぼうな会話。美しい極北の
【キー18】短歌ータバコ
ずいぶん昔にもらったリクエストにお応えして、煙草が登場する短歌をいくつか集めました。
この一首が持っているのはどんな「おしまひ」だろうか。
前情報無しにこの短歌だけバッと目の前に出されてまず思うのは、この短歌は逢坂さんの人生のいつの時期の短歌だろう。ということ。
正確にはこの「おしまひだ」の感情の持ち主が逢坂自身である保証はないのだが、ここでは煙草を吸つておしまひだと思っているのは逢坂さん本人