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金獅子賞全部みる

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ヴェネツィア国際映画祭の最高賞・金獅子賞の論評です。
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#ヴェネツィア国際映画祭

ロベルト・ロッセリーニ監督『ロベレ将軍』身代わりとなった詐欺師の運命

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 素…

キム・ギドク監督『嘆きのピエタ』謎の女をめぐるサスペンス

<作品情報> <作品評価> 55点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 う…

ダーレン・アロノフスキー監督『レスラー』あるレスラーのワンス・アゲイン

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 思…

【最速レビュー】ペドロ・アルモドバル監督『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』安楽死をめ…

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 非…

北野武監督『HANA-BI』孤独な刑事の生きる道

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 掛…

アン・リー監督『ブロークバック・マウンテン』隠さねばならなかった愛

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 イ…

ロイ・アンダーソン監督『さよなら、人類』シュールな不条理コメディ

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 シュールなコントみたいで面白かったです。究極的にミニマルでオシャレ。特別好きな作家にはならなかったけどなかなか楽しめました。 全てスタジオでのセット撮影、マットペインティング(ハリウッド全盛の時代に使われた絵で建物や風景を描き撮影する方法)を用い、4年がかりで完成させた作品(wiki情報)だけありこだわりが半端ない。 原題は長くて「実存を省みる枝の上の鳩」という意味らし

トム・ストッパード監督『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』ハムレットの…

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 『…

サミュエル・マオス監督『レバノン』イスラエルの戦争ドラマ

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 イ…

マイク・リー監督『ヴェラ・ドレイク』ある主婦の秘密と嘘

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> おいしい水 マ…

ミーラー・ナーイル監督『モンスーン・ウェディング』インド発!ウェディングストーリ…

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 『…

ジッロ・ポンテコルボ監督『アルジェの戦い』リアリティあふれる闘争物語

<作品情報> <作品評価> 75点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 ア…

ロバート・アルトマン監督『ショート・カッツ』全てが繋がっていく群像劇

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 長…

ラヴ・ディアス監督『立ち去った女』4時間弱の復讐劇

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 あっという間の四時間でした。苦しみも優しさも全て含めて人生であり、安定を求めるほどに崩れ、死にたいと思うときほど生きる理由が見つかってしまうのです。 ほとんど固定カメラの長回しからなり、効果音もありません。白黒で刑務所や貧困層の風景を写しているのになんでしょうか、この美しさは。そして画面から滲み出してくるこの哀しさはなんでしょう。 画面に映る全ての人やものは美しく、哀し