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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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2022年2月の記事一覧

私が求めていたエビじゃない……?

冬になると、スーパーで散見されるものの1つが鍋の素(液体)である。寄せ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋、さらにはチーズ鍋など、一から作るのが大変そうなものも、具材さえ用意すれば簡単にできるのがありがたい。 先日、今まで見たことがない商品を見つけた。まだまだ雪は溶けそうにない季節、鍋の出演機会は確実にある。どれどれ、これは何鍋かなと近づいてみると、エビがメインの鍋だった。 私と母は、こういうエビ出汁を使った料理が好きである。エビ本体も好きだが、天ザルならエビ2本よりも、エビ1・シシトウ

愛くるしいお団子

みなさんは「デグー」が何か、ご存じだろうか。 私は今日まで知らなかったのだが、ひょんなことからその姿を初めて見て、愛くるしさとはまさにこのこと、と思ったのである。 デグーとは、ハムスターやモルモットと同じ齧歯目の生き物。体長は13cm~20cmで、「ハムスター< デグー< モルモット」というサイズ感らしい。私は、モルモットを見ると毎回予想よりも大きく感じ、ちょっと慄いてしまうのだが(申し訳ない)、デグーはそれより小さいので、相性は良さそうな気がしている。 齧歯類が身近に

ドラッグストアのお姉さん

無駄に節約心がある私だが、そろそろ基礎化粧品にはもう少しお金をかけないといけないかな、と思っている今日この頃。 元々肌があまり強い方ではないし、毛穴も気になりだすお年頃。学生の頃からプチプラ系ブランドの化粧水と乳液を一途に使い続け、変わったことといえば、大学時代に化粧水を肌の調子を見て「さっぱり系」と「しっとり系」を使い分けるようになったくらい。導入化粧水を取り入れた時期もあったが、個人的には効果がわからず、やめてしまった。 母は今でこそあまり気にしていないようだが、若い

猫と食パンとルーティン

昨日、カレー沢薫さんがTwitterで猫の日「予行練習会場」を開放し、コメント欄は各ご家庭の猫さんたちで溢れ、見るだけで最高の前夜祭となった。 そんなベストコンディションで迎えた本日。うちにも、肉眼でもレンズ越しでも可愛い(ザ・親バカ)黒猫がいる。しかし、私のお見送りのために母に抱かれて不服そうな顔を見たり、腕からはみ出た腕を握ってみたり、ストーブの前で寝ている姿を見たり……という、誰もが通常営業な滑り出し。 「22.2.22」という文字列のために、切符とか何か記念になる

絵本のコンテストの結果報告です

実は先月、第1回北海道デジタル絵本コンテストに応募しておりました。 三谷って絵も描くの? と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、もちろん描けません!(無駄に自信満々) 文は私が、そして絵は先日ご紹介した「ねこのうみちひろ」先生が担当し、昨年の秋からコツコツと制作を進めること数か月……時間が差し迫る中、なんとか〆切に間に合うことができました。 結果発表は2月の中旬に郵送、と聞いていたので、ソワソワしながらバレンタインデーの週を過ごす私。それも終わりに差し掛かろうとした

かんぴょうかんぴょう……

祖母の家では、米良美一さんの童謡がよく流れていた。 幼少期の私は、声の主が誰かを聞くわけでもなく、しばらく赤いドレスを着た女性のイメージを抱いていた(何故赤かは謎)。カウンターテノールという概念を知ったのはだいぶ後のことである(単語自体は今調べて知った)。 米良さんが歌う童謡は、他では聴いたことがないものばかりだった。だからこそ、米良さんを通して様々な曲と出会い、20年弱経った今でも覚えているものもある。 『かんぴょう』と『待ちぼうけ』はご存じだろうか。 かんぴょうが

noteに新しい仲間が加わった!

以前、本を紹介させていただいた、絵が超絶お上手な作家さん。そして、ご縁があって仲良くさせていただいている(と思っています……)方が、noteに参戦された。 自己紹介の記事には、なんと私のことも書いてあるではないか。恐縮です! 実は以前からnoteを始めようかと考えていることは聞いていて、そのときは私の名前も出すみたいなことも仰っていただいていた。しかし、イラストまで描いてくださったとは。 今まで、記事だけでなくアイコンでも自分の容姿について出すのを極力避けてきたのだが、

バレンタインだけど作りたいのを優先してみた話

今日は2月14日! とうとうバレンタインデー! ……なはずなのだが、節分が終わって即バレンタインフェアが各所で始まり、色々と眺めたり買ってみたり頂いたりお返ししたりしていたため、むしろ当日はちょっと忘れていた。学際の準備期間に心血を注ぎ、前夜祭で燃え尽きるタイプである。 しかし、せっかくなので父に手作りでお菓子を渡したいところ。昨日、母がチョコムース(超美味しい)を作ってくれたので、私はチョコは使わないものを。ちょうどここ数日、「ちんすこう」を久々に作りたくなっていたので

決戦は日曜日

先日、オリオンビールで出しているチューハイのWATTAを買った際、せっかくならとビールもお迎えしていた。今までビールは美味しく飲めたことがないが、勢いってあるじゃない! ビールが苦手な理由としては、穀物系の香りである。良さを結構否定している気もするが、味の苦さよりも麦感が立ちはだかるのだ。それが本当に麦の香りなのかはわからないが、私はそれをずっと麦または麦感、と呼んでいる。 最後に飲んだのは数年前。春か秋限定のビールに一口挑戦したときは、麦が鼻と口を一気に席巻し、しかめた

棒とパンとライフハック

あるパン屋さんで、棒に刺さったソーセージパンを購入した。 この形を見るのは初めてではないが、すごく久しぶりな気がする。懐かしい気もしつつ、でもこれが昔ながらの形なのかと言われると全く自信がない。どちらにせよ、ソーセージパン自体は高確率で選ぶ1つなので、今回も例の如くお持ち帰りしたのである。 パン自体はシンプルな味わいで、ソーセージも端から端まであるし、マヨネーズの量もちょうど良かった。飛びぬけた美味しさではないが、価格帯も含め安心してリピートしたくなるパンである。しかし、

フードの日だけどお酒の話で〆る

「今日はフードの日」だと、LINEの通知を見て知った朝。2と10でフードという、わかりやすい方の語呂合わせ記念日だな、と思った。 フードという単語をそのものズバリで使った記事は、以前一度書いたことがある。 (パーカーって、ぬいぐるみに着せると顔周りが映えて可愛いのよねえ……) しかし、一口にフードと言っても、同音異義語はたくさんある。検索して最も多くヒットしたのは食べ物のフードだった。こちらは日本野菜ソムリエ協会が制定したもの。「風土」の意味合いも加え、日本各地の食べ物

黒糖で育ったものですから

先日、ドトールでメニュー表を見ていた際、「沖縄黒糖ラテ」という文字に心惹かれる思いがした。結局別のドリンクに決めたのだが、たぶん美味しいだろうなあ、と後ろ髪も引かれつつの注文となったのだった(当のドリンクも美味しかったので結果オーライではあるけども)。 私の脳内には、「黒糖」という文字が付くものは美味しい、という方程式が気づいたときには出来上がっていたらしい。白砂糖に比べるとクセはあるが、実家で日常的に使う砂糖が黒糖なため、幼い頃から慣れ親しんだ味になっていた。 黒糖が好

筋トレのお供にぬいぐるみ

職場の先輩とひょんなことから筋トレの話になり、そのままの流れで毎晩少しずつ始めてみようかという気になった。 ちなみに私は筋肉が全くと言っていい程ない。小学生かそこらの頃には、何十回かはできていたはずなのだが、高校生の体力検査のときには1回目で「あれ?」となり、数回目で顔をしかめる始末。と共に、あまりの出来なさ加減に笑けてきてしまい、時間内に確か2桁もいかなかった。体育館の固い床でやっていたというのもあるが、成長した身体を支えるだけの筋肉は培われることなく、むしろ退化していた

節穴のファイル探し

トレカ、チロルチョコの包み紙、ショップカード、ワインラベルなどなど、気づけばファイリングの対象が膨れ上がっている。どれも大した数ではなく、一番多いショップカードも約5年間で2冊分なのでペースはかなりゆっくりだと思う。 大小さまざまなファイルが棚に収められている今日この頃だが、先日、そういえば栞専用のファイルって売っているのだろうか、と思い始めた。 本屋さんのレジ横に「ご自由にお持ちください」的な感じで置かれていると、ついつい眺めて気に入ったのを持ち帰ってしまう。あるいは、