ドラッグストアのお姉さん

無駄に節約心がある私だが、そろそろ基礎化粧品にはもう少しお金をかけないといけないかな、と思っている今日この頃。

元々肌があまり強い方ではないし、毛穴も気になりだすお年頃。学生の頃からプチプラ系ブランドの化粧水と乳液を一途に使い続け、変わったことといえば、大学時代に化粧水を肌の調子を見て「さっぱり系」と「しっとり系」を使い分けるようになったくらい。導入化粧水を取り入れた時期もあったが、個人的には効果がわからず、やめてしまった。

母は今でこそあまり気にしていないようだが、若い頃はデパコスであるクリニークを使っていたこともあったらしい。そこまではいかないまでも、今よりもう少し成分が豊富なものにシフトチェンジしていきたい、とは思っている。

しかし、ドラッグストアで買える範囲のものもピンキリで、デパコスかと思うくらいの価格帯もある。先日、店員さんに勧められたのがその類のものだった。

ケチケチしている私も、ベースメイクは敏感肌向けシリーズのもの（といっても２０００円くらい）を使っている。それは肌に合うと思っているので、基礎化粧品もそこにすれば良いのでは、と商品ケースを眺めていた。

すると、お姉さんが声をかけてくださった。そのときは買うつもりでなかったので少し焦ったが、せっかくなのでお話を聞いてみることに。１人で迷うよりも、詳しい人に聞くのが一番である。

見ていたシリーズのベースメイクを使っていること、そして現在使っている基礎化粧品を伝えると、「それだと乾燥には若干弱いかもしれませんね……」とのこと。

私が最も気にしているのは毛穴だが、お姉さんがその後も乾燥にフォーカスを当てるので、とりあえず毛穴のことは置いておいて、乾燥が気になる人として話を聞いていった。本来は自分の希望をストレートに伝えた方がお互いにとって有意義なのは百も承知なのだが、お姉さんの「おススメしたいブランドがある感」が伝わって来たので、水を差すのも悪いかな、と思ってしまったのである。

お姉さんが手を向けたのは、私がベースメイクでお世話になっているメーカーではあった。しかし、価格が段違いに高い。現在使っている基礎化粧品を先ほど伝えたのは、ざっくりとした予算も把握するためではなかったのか、と思うくらいに雲泥の差なのである。

普段から美容意識が高い人にとっては特段高いものではないのかもしれない。１回分は多くないから長持ちするとも言っていた気もする。しかし、私がお金をかけなさすぎであったとしても、もう少し低いところからジャンプアップさせてほしいのよ……。

終始良い雰囲気で会話はできたし、新しい商品も知れた。そしてパンフレットをお願いしたらサンプルもくださったので、実りある時間だったとは思う。あのときのお姉さん、ありがとうございました！

また、あのお姉さんに会えたら、毛穴と予算を明確に伝えるつもりである。