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へっぽこぴーりーまんの 書紀~社会人の失敗体験記

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ぼくの きた みち つつみかくさない ありのまんま ナサケナサ ハズカシサモ トキハナッテ … これまでの社会人生活を失敗エピソードベースで書き綴っています。こんなアホなや…
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#営業の失敗

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編vol.11

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編vol.11

メインサブ

東京3年目の10月頃だっただろうか。ボクの所属する営業4課の会議が開かれた。
その際に、課長の足利は言った。
「オマエは担当を持ちつつ、メインサブをやって貰う。」
は!?!…メインサブ!?

言葉の意味を飲み込めない。
サブとは、課の諸々の雑用を担うという意味。
つまり、ボクはみんなの雑用を積極的に引き受けろ。ということだった。
3年目。ボクの所属する営業4課には、更に新卒の社員と新

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へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編vol.10

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編vol.10

JBCホームセンター

東京の3年目。ボクは全国チェーンのJBCホームセンターを担当することになる。
JBCは北は北海道から西は九州地区まで網羅するホームセンター。チェーンの規模としては非常に大きかった。
ただし、PB(プライベートブランド)主体の販売と、厳しい粗利基準。ボクらNBメーカーの出る幕はほぼ無い。
取引が拡大する要素は少なかった。
また、問屋担当がキング以上の曲者だった。

問屋担当 

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へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑨

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑨

関連会社と…

高鍋から引き継いだ、関連会社への販売窓口。
東京2年目以降、売れ行きの好調により欠品は激しさを増していた。
関連会社への販売ルートは、社販のような位置付け。
社販を使えば、話題の商品が安く手に入ると各社から思われており、多くの問い合わせがボクに入るようになった。

関連会社

僕の所属していた会社は、1つの会社から分社して産まれていた。
つまり、関連会社の年配者は所属している会社の

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へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑧

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑧

評価

入社して7年。ボクの評価は安定して悪いままだった。
大体査定はA〜Dの4段階で下から2番目のCが指定席。
基本給も上がらず、関西のときは下げられたことさえあった。
足利はできている部下さえ、昇進させる能力が少なかったのか。
ボクの所属する4課は他のチームと比べて昇進のスピードが遅い。ボクはさらにその中でも昇進が遅い。
…というか昇進しなかった。

等級

他の多くの企業にもあると思うが、ボ

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へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑦

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑦

東京2年目。モチベーションは落ち始め、客先とうまくいかないことが起こり始める。

キングでのトラブル 

担当した最大顧客のホームセンターキング。
卸問屋の営業 増田と最初に喧々諤々の論戦をしてしまう。
発端は、増田が勝手に客先に値引きを出してしまった。
その補填をメーカーに請求してきたことだ。
当然ながら、会社に相談した結果Noとなる。
「請求を受け付けられない。」ことを増田に伝える。伝えたもの

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へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑤

へっぽこぴーりーまん書紀〜2社目編 東京編⑤

東京2年目の春

東京2年目の春。
新潟営業所が閉鎖して4課に編入。
村西と竹本が転勤し、新卒の花山が入社。関西から志摩が異動してきた。
この結果、人員は一増。
村西と竹本の多くの顧客を、志摩と上尾で分け合う形になった。
新潟営業所は、地元の嘱託のおじいちゃんが担当していて中小の付き合い程度の顧客がメインだった。
ボクは新潟営業所の顧客と、少し難のある竹本が担当していた、ホームセンターキング。を受

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