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ちっぽけな生活

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一介のOLの精一杯の日常
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2021年2月の記事一覧

#79 感受性の手入れ

#79 感受性の手入れ

”えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい”

インフルエンザで人も死ぬのを知らなかった。そこから?
最後にインフルエンザになったのは小学生くらいで高熱にあえいだ記憶を辿る。
夭折という響きはどうしてこんなにも儚く美しく映るのだろう。

私の働いている街は東京のど真ん中だけど、そこかしこに椿が咲いていて綺麗だ。
真ん中の黄色に映える赤のコントラストが良い。

さっき上司と話していて反

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#78 Next stage

#78 Next stage

 次の場所に行かなきゃいけない。胸の真ん中で燃え滾っているそんな決意は湧き上がっては簡単に折れている、最近。

 日々の暮らし、日々の仕事に押しつぶされて消えていく時間はとんでもなく儚く、もっと力を使いたい夢への努力が外野に追いやられていく。今日だってもう疲れてへとへと。重力深く沈んでいくようにのしかかっているこの疲れが、完全に癒えたり消えてくれることはな決意をむしばんでいく。自分のふがいなさに泣

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#77 いつか爛漫

#77 いつか爛漫

早くミモザを買いたい。

休日が「あっ!」と言う間に過ぎてしまう程、仕事に追われて生きている日々の中で、今月も気圧は大暴れ将軍だし、夢なんて追えるわけないだろう。

と、どうしてもなりたいな、悔しいな。の狭間をまた行き来する夕方。

小さな産声をあげた主人公2人を爛漫と咲かせるためには、弱音を言ってられず、明日も働く身ながら今夜頑張るしかないんだけど、なんたって毎日毎日マッハの速度で過ぎていくの?

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#76 置かれた場所で、咲かなくてもいいから根を張れ

#76 置かれた場所で、咲かなくてもいいから根を張れ

 この間配属当初から仲良くさせてもらっている歳の近い中途の先輩に前職と今どっちがいいかと質問した。先輩は「やっぱり今かな」と言い、「業務量の多さは変わらないけど残業代もちゃんと出るし、お局も昔よりはマシ」と続いた。前職ではお局に私情も含め(スカートスーツを履いてるだけで嫌なことを言われる)小言を言われ続けストレスだったが、今は業務以外のことでは怒られないのでマシだそうだ。
 私が「ヘタレすぎて全部

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