#76 置かれた場所で、咲かなくてもいいから根を張れ
この間配属当初から仲良くさせてもらっている歳の近い中途の先輩に前職と今どっちがいいかと質問した。先輩は「やっぱり今かな」と言い、「業務量の多さは変わらないけど残業代もちゃんと出るし、お局も昔よりはマシ」と続いた。前職ではお局に私情も含め(スカートスーツを履いてるだけで嫌なことを言われる)小言を言われ続けストレスだったが、今は業務以外のことでは怒られないのでマシだそうだ。
私が「ヘタレすぎて全部くらってるし、皆短気だなと思ってしまいます」と返すと、「それでも他よりは絶対いいよ。みんなそれぞれ困ってる中で、うちらのところは若手も多くて支え合えてるし、頑張れる範疇だと思う」と言う。
先日以下のツイートを見かけた。
残念ながらパワーハラスメントは尽きない。恐らく根絶することもないだろう。等しく安定した雇用はなかなか手に入れられない時代で、待遇のしっかりした職場ほど人が離れがたく思う、ということはパワハラが横行するのだ。「少しいじめても辞めないだろう」が積み重なって慢心となり、小言や頭ごなしの注意が生まれる。勿論私たちが悪いときも大いにある。でも、悪くない時も大いにある。
今両立を目指して、でも天候に振り回されたり身体の調子が悪かったりで、出来ないが続いていて毎日なんか落ち込んでいる。それでもプロットを書く。でも、なんか上手くいかない。ぼんやりずうっと苦しいなとでもやるしかないなの狭間にいます。
こういう時、すっとナップザックを掴んで北へと足を伸ばせたらと思う。心の故郷、北海道。メーカー就職を視野に入れていた頃、本気で北海道の会社を受けようともしていた。でも、今もし作業服を着て工場にいたらもっと精神状態悪いかもしれない(笑)変に擦れてやさぐれたかもしれない…。今も今でくすぶっているし何にも上手くいってはいないが、それでも環境に感謝する出会いや出来事も多いので神に素直に感謝、神がいて良かったと思う。体調を崩しつつ(笑)
なんかいつでも書いてることが同じだ!もがいていることが如実に文章に出てしまうね。それも継続的に、何度も。本当に自分が如何にヘタレで弱いかを思い知るよ…。自分では毎日一歩ずつでも進んでいると信じたいけど、実態は足踏みをしているのかもしれない。何処にも行けないまま、何も成しえないまま日々だけいつまでも過ぎていくのはとても耐えられないよ。毎日コピー機の働く音をBGMにあるかないかの仕事をこなし、他のシマの怒号を聞いて自分も怒られ、時間が来たら帰る日々、そればかりが募って自分は停滞したまま。そんな悪夢を良く思う。
置かれた場所で、咲くには年月も涙も雨風の脅威も足りないらしいが、せめて蕾の根はしっかり張りたい。負けないように、枯れないように、見えない土にしっかり捕まっていたい。誰しも自分は自分しか救えないという、この世の万人孤独の真理よ…。
私の好きな本を好きと言ってくれた先輩と、もっと仲良く深くなりたいな。早くお酒を飲み交わして魂の交換がしたい。咲子さんの話を!もっとしたいな。
こんなささやかな望みくらい、笑っちゃうほど上手くいって欲しい。お願いです…!おお…願って空しい。
最近デデンと太ってしまい、好きなものを食べれない状態が続いている。デブった私がいけない自業自得案件ではあるけど、それも相まって更に逃げ道のない行き止まりの苦しみは増している…!
先輩と終電間近の駅のベンチで足をぶらつかせ「仕事ばっかでやんなるね~」と話した。「せめて恋愛できれば良いって思うけど、出会いもなければ出会ったところで忙しすぎて上手くいく気もしない。ときめきも忘れたよ」凍てつく冬風が足元を吹き抜け、首が縮こまる寒さだったけど、同じ感情を共有しているその時間は言い難いくらい温かかった。
置かれた場所に根を張ろう。若い私たちは小さな手と手で支え合って、日々を生き抜こう。勝負はそこからだと、前を向こう。
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