変な人 (8)丸の内線、―線を越えてしまった男
社会的許容範囲について考えさせられた。
たとえば通勤列車内における飲食。
私の記憶だが、30年前は電車内でペットボトルの飲料を飲むということさえ、かなり勇気のいることだった。
それがなんとなく許されるようになったけれど(許した覚えはありませんが)、飲食のボーダーラインは、長い間、ペットボトルあたりで収まっていたと思う。
だからペットボトルより、食べものとしての存在感のあるもの、たとえばサンドイッチとか、お饅頭とか、紙パックの牛乳などを車内でいただくということは、明