説明ってほどの説明はないですよ? 共同マガジン作りたいなーって思っただけ.ᐟ.ᐟ まぁさ、せっかくnote始めたんだから大きくなりたいじゃない? 皆の本音はそこでしょ? やってやろうじゃん?大きくなろうよ? わたしと高見を目指す志のある人募集.ᐟ.ᐟ 普通の人はいりません。高見を見たい人だけ入ってください。 参加したい方は、固定の記事を参照してね(*´꒳`*) 共同マガジン「KAZEと高見を目指す会」ねw ✨ひとつ注意✨ カバー画像と、説明文は管理者以外変更禁止ね
柚葵|フィクション🖊
フィクション続きもの
小さいながらも店を構える"師匠"に弟子として日々その後姿をついて行くメルは自分も一人前の商人になりたいと志す。あらゆる知識を吸収するぞと意気込むメルだが、本当に知りたい答えを師匠はなかなか教えてくれない。その理由とは―
あなたの物語を多くの方へ届けるための共同マガジン ☑ご自身で物語を書いている方ならどなたでも! 【ルール】 ・参加をご希望の方は私(柚葵)の作品にその旨コメントをお願いします ・ヘッダー画像やマガジンタイトルは編集禁止でお願いします ・マガジンはご自身で執筆された物語のみ追加してください
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🔽今回ピックアップさせていただいたのはこちら 【追記:以下本文が解りにくいかもなので短くすると】 「国民間の不平等の解消には…税金」→ 税金のそもそもの目的は「富の再配分」であるため、それを言い直したものに過ぎない。 「一切の増税を反対するものは、再配分を否定するのか」→ 必ずしもそうとは言えない。能力や体調などの理由がありつつも自分なりに精一杯働き生活をしているにもかかわらず、増税されればより困窮する世帯だってあるためである。 「それは強欲に他ならない…」→
「マスコミが適当な事を言ってるからって、じゃあ個人も適当な事を言っていいっていう免罪符にはならないんだよね。」 由美さんが珍しくそんな本音を語っているところだが、それはそうで、そんな人に集まる人もどうかと思う。 あれから事務所を出て、せっかくだから3人で何か食べていかないかという話になって、ちょっと高そうなお店に入ったのだ。 「まあ過去のぬぐえない失敗をどうにかしようと、そんなふうにしか言い逃れ出来ないくらいに人間が浅いのは明らかだから、まだかわいい方じゃないの?」
当時十歳程の子供にとってはあまりに魅力的な選択肢だ。 しかし、暴力はもちろん人身売買まで蔓延る世界を生きる子供には、あらゆる大人に対して不信感しかない。 「父は、何を考えていたんでしょうね。」 まだアレクが産まれる前だったし、商売を手伝ってくれて、何かあったら任せることが出来る純粋な存在を探していたのかもね。 今はアレクがそうしてくれているように、やっぱり複数人で動くことって何かあった時を考えても大事なんだよ。 「それで、何て答えたんです?」 もうなんと
「師匠はなんで父の弟子になったんですか?」 秋の朝はすっかり冷え込み、吐く息も白く朝日の中に浮かび上がる。 年中同じように感じるこの露店通りも、季節によって店頭に並ぶ品物の色取りが変わるから、これからやってくる季節をより感じるから面白い。 夜は大変な目に遭ったというのに、街はいつも通りだ。 火の海になっていないだけで、実は毎日が奇跡なのかもしれない。 師匠の跡をいつの間にか自分がやるようになって、まるで最初から決まっていたかのように、今では師匠の息子があの
「ふぅ、ひどい道のりでしたね。」 ねぇ、せっかくいい気分でお店を出たのに。 一応、窓の外から周囲に誰かいないか警戒をしておくが、特に変わった様子はなさそうだ。 よほどの人数で取り囲むように監視でもしていない限り、この家に入ったことを悟られることは無いだろう。 アンナさんの身に何かあっても困るし。 「どうでしょう、僕たちが狙いだったのでしょうか。」 そうね、もしそうなら無事でいられなかったでしょう。 「そうなると…。」 多分、警告だろうね。 なにか気
さて、立派な建物が並ぶ通り沿いからまた別の団体に属する人たちの露店通りを抜けると、自宅の近所にさしかかる。 そろそろ本格的に寒くなってくるし、桶に張った水が氷るくらいにはなるから、薪を十分に調達しておかないと。 できれば炭も欲しいところである。 ウエスから来た人の話によれば、十分高温に耐えうる"鉢"のようなものに炭をくべて熱源として使えば、暖炉やストーブのような役割をするだけではなく、竈のようにちょっとした調理も出来るという。 藁の敷物が多い私の寝床の大きな
「二人とも充実していて幸せそうでしたね。」 そうだね。 ヴォルガの酒場を後にして、寝静まる頃合いの道沿いを二人して自宅へと向かう途中、ふと見上げると星々が空からあふれそうなくらいに広がる。 この時期は空気が澄んでいるのか、一年の中で特に夜空が透き通って見えるようだ。 その代わり、少し厚めのジャケットでも羽織っていないと寒い。 前回までのお話はこちら↓ 前に師匠と行った時に、ヴォルフさんが言ってたんだ。 「へえ、なんて言ってたんですか?」 それはね、
「お前さんの師匠、アレクの親父さんだな、 うちの息子を引き上げてくれて感謝してるんだ。」 アレクが興味深そうに尋ねる。 「何があったんです?」 当時は小さかったから無理もない。 ヴォルガさんも「ああそうか」と僕の目を見て察したらしい。 「うちの息子のヴォルフだが、 当時はまだただの"酒場の二代目"でしかなかったんだ。」 街の至る所に警備兵の詰め所が設けられ、今はすっかり治安が良くなったメイサの街だが、当時まではそうではなかった。 ほら、はちみつ漬けのお
新しい何かを始めるのはいいが、それが本当に受け入れられるものなのかやってみるまでわからない。 しかし、日本人は職人気質なところがあって、始めて作ってみたはいいが、結局それをどうやって売っていくのか現実的ではないところがある。 良い意味では熱心だが、悪い意味では時間の無駄なのかもしれない。 とはいえ、それがたまたま多くの人達の要求や欲求に合致した時、想像もしていなかった素晴らしい結果を産み出すこともあるから、頭ごなしに否定は出来ないだろう。 由美さんは自身のウ
「おしかったですね」 ん?なにが? 「ザルツさんも一緒なら奢ってもらえたかもしれませんから。」 ぷっんふふふふはは つい変な笑い方になってしまったのは周囲の目がある事と、アレクの男性の師匠として周囲に振る舞っているからである。 もっとも、よほど何か粗を探そうと一挙手一投足を監視している人間でない限りは、そう簡単に秘密が暴かれることも無いだろう。 …無いはずだ。 アレクもすっかり、いっちょ前に言うようになって、普段の真面目な雰囲気そのままに真顔でこういう
アレク、これから酒場に行ってみようか。 「ええ、母ももう横になっているみたいですし。」 お、僕は飲めませんよって言わないんだ? 「お酒だけ置いてあるわけじゃありませんし、師匠一人じゃ危ないでしょうから。」 まあ!気を遣ってくれるんだ。 優しいじゃん。 「…周りの人がです。」 ん、なんだろうなこの口かな? 余計なことを言ってしまう口は? またアレクの髪の毛をわしゃわしゃしながら、頬をつまんで引っ張り上げてくれる。 「いらいいらい あーえーてーうーらーさ
「メル、なーに書いてんだ?」 ほうきで店の周りをいつものように掃いていると、ちょうどいい長さの棒が転がっていたので、コインの絵柄を何となく描いているところだった。 あ、いや、すみません。 「別に謝るようなことじゃないだろう。 あれか、サボってたのか?」 商館が襲撃に遭ってから、まだザルツさんの回復を待っているうちはお金を預けに行くことも出来ない。 そのため、しばらくは金貨や銀貨を見せてもらうのもお預けとなる。 高価なものになるほど細工が細かくなるため、普
郊外の自宅、正確には師匠の自宅隣の納屋を改造したねぐらなのだが、ここで寝起きしてもう長い。 この場所を作ってもらったのはいいが、夏は暑く冬は寒かった。 🔽前回まで 西から商人たちが運んでくる小麦を大量に乗せた荷車の先を追い、自分で運べるだけの麦藁を貰ってきては壁や床に詰め続けてきた。 その結果、すっかり断熱が効いて過ごしやすくはなっている。 だが、やはり宿の部屋とベッドに適うものでは無い。 しかも、りんご農家ナザックさんのお宅にお世話になって帰ってきた
「師匠、りんごはどう捌きますか?」 食べるの? 「そうじゃなくて、…食べたいですけど。」 あはは、そうだねえ。 荷車二台分あるからこんな風にしようか。 🔽前回まで ・荷台の上から2割のうち半分を店頭、もう半分はテント裏へ ・荷台の底の方から8割をジャム屋さん 収穫から間もない状態で新鮮だから、しばらくは大丈夫でしょう。 でも荷台の底の方はどうしても傷んじゃうから、日没を少し越えちゃったけど、このままジャム屋さんに持って行こうか。 「わかりました。 荷車
先日、物語をご自身で書かれている方向けの共同マガジンへ参加しませんか?というご案内をいたしました。 ただ、ジャンルを問わない共同マガジンもあったらいいのではと思いましたので、作ってみました。 ご参加を希望頂ける方はぜひ、ジャンルは問いませんのでコメントにてお知らせ頂ければ、運営メンバーとして招待させていただきますので、その旨お申し付け頂ければと思います。 ルールに関しては例によってマガジンの説明欄をご参照ください。 多くの方の目にあなたの作品が目に留まります
「父は結局なんて答えたんです?」 ん、何を? 「ほら、名誉は人に譲った方がいいって。」 ああ、それね。 🔽前回まで 山のふもとのりんご農家へと買い付けを終えた帰り道、空気の冷たさが秋と冬の境目を実感させる。 すでにりんごを載せた荷車はメイサへと向かっているので、アレクに師匠との昔話をしながら荷車に追いつくべく歩を進めているところだ。 ちょうど今の時期くらいだったから思い出したのだろう。 食べ物だって人にあげると喜ばれるじゃない? 「はい。僕もそれ