2023年4月の記事一覧
お別れの言葉は言っても言っても言い足りない
山本文緒さんの著書「無人島のふたり-120日以上生きなくなちゃ日記」を読んだ。あまりにも素晴らしい本だったので、今急いで感想を書くことにした。
本当のところ、タイトルに惹かれ、なにか旅をテーマにしたお話なのだと思った。装丁が美しくて、あらすじも読まずに買ったのだった。少し前に読んだ「自転しながら公転する」はとても面白かったな、と思いながら。
ここ最近はあまりまとまった時間が取れずに、1冊の本を
3月の読書 | 懐かしさに救われる
3度の飯より、本が好きである。というのは大袈裟だけれど。同じくらい好きである。本を読むことは、わたしにとって心の食事だ。本はいつ何時でもわたしを外の世界へ連れて行ってくれる。それはわたしにとって、ある種の旅である。読書記録はつまり、旅の記録でもあるのだ。
高校3年生のころ、担任の先生が毎月読書記録を共有してくれた。国語の担当の先生で、受験勉強中も、読書は勉強のうちだから、と読書を勧めてくれた。高