【以臓補臓 人の臓器と同じ部位を食べて健康サポートする】身体を温める「もつ鍋」は冬にぴったりの薬膳鍋
今日は、お休みの日。
お休みの日は、お休みしたい。
「今日は何もしないぞ!」
CMの台詞のようにはならないけど、
できるだけ手抜きで。
スーパーに行き、もう、お惣菜でも買おうかなと思っていたところに
「もつ鍋の素」が目に入る。
家にあったお肉を追加して、もつ鍋にしよう!と決まる
「もつ鍋の素」に入っている「もつ」は
見たところ、ほぼ、小腸の部位。
という事は、小腸に良い効果があるという事
それは、以臓補臓という効果があるから
「以臓補臓」とは
中医学の概念で、特定の臓器を助けるために、その臓器と関連のある食材や栄養を取り入れるという考え方
簡単に言うと、
体の中のある臓器を補いたいとき、その臓器に似た働きを持つ、もしくはその臓器と関連のある食材を摂取して健康をサポートしようという方法。
牛もつの薬膳効能
脾胃の補強
牛もつは、胃腸を元気にして消化吸収を助ける作用があるとされています。特に脾の機能を強化することで、体の栄養吸収効率を高め、倦怠感や疲れの改善に役立ちます。
腎を補う(補腎)
腎は体内のエネルギーを蓄えるとされており、牛もつを食べることで腎の機能が活性化され、生命力や持久力が向上すると考えられています。これにより、特に冷え性や疲れやすい人に効果的です。
気血の補充
牛もつは血を増やす作用があるため、貧血気味の方や血虚(血が不足している状態)の人におすすめです。肌の色艶が改善されるなど、美容面にもよい影響を与えるとされています。
寒さから体を守る(温補作用)
牛もつには温める作用があり、寒さに弱い人や冬の冷え対策としても効果的です。体を温めることで、血液循環が良くなり、冷え性の改善が期待できます。
消化を助ける
脾胃を補いながら、消化機能を高める作用があるため、胃もたれや消化不良を防ぎ、栄養をしっかり吸収するのに役立ちます。
下記、きちんと作る場合のレシピです。
薬膳風・牛もつ味噌鍋のレシピ
(材料:2〜3人分)
牛もつ:300g
生姜:薄切り3~4枚
ニンニク:2~3片(みじん切り)
長ネギ:1本(斜め切り)
味噌:大さじ3
みりん:大さじ2
醤油:大さじ1
酒:大さじ2
鰹出汁:500ml
ごま油:適量
豆腐:1丁
白菜、キノコ類(椎茸、えのきなど)、春菊(お好みで追加)
(作り方)
鍋にごま油を熱し、生姜とニンニクを炒めて香りを出します。
牛もつを加えて軽く炒め、酒をふりかけて臭みを取り除きます。
鰹出汁を加え、味噌、みりん、醤油で味を調えます。
長ネギ、白菜、キノコ類、豆腐を加え、弱火で煮込みます。
野菜がしんなりしたら、春菊を加えてひと煮立ちさせ、完成です。
この鍋は体を温め、特に冬にぴったりな薬膳料理です。