宗教といえば、日本においては触れにく対象
相手の宗教を聞くのなんてタブー
だから外国人に聞かれても答えられない。
今、本当に知っておきたい
宗教って、なんだ。
|授業の概要|
分野:宗教の1時間目(キリスト教・イスラム教・仏教・神道など)
テーマ:宗教入門(オリエンテーション)
目標:日本の宗教文化や価値観を知り、他宗教の人に話せるようになる
|筆者の紹介|
今回の授業は公共でも用いていただける内容かと思います。高校生と言わず、多くの日本人に知っておいてほしい内容でもあります。
また、今回は生徒にノートをとらせなくてもいいかなと思います。オリエンテーションとして全体像を掴んでもらうためです。
|このページの見かた|
\導入/
日本人の宗教偏差値は世界最低レベルと言われます(参考)。
外国の方に宗教について聞かれても答えられない。まして、私の友人は宗教観の違いで恋愛関係が破綻したということもありました。実は一般教養としても知っておきたいのが「宗教」なのです。
「無宗教です」というさりげない一言ですが、ここから「宗教とは何か」「宗教の意義とは何か」について深くはいっていきます。自分は宗教と関わりがないと思っている人に届けたい中身です。
クラスが「難しい〜」となった時はヒントのスライドも用意しました。先ほど答えた「無宗教」について触れていきます。
\展開(宗教とは)/
いよいよ宗教とは何かの解説です。普段当然のように使う言葉ですが、知っておいて損はありません。そして、宗教を学ぶ上では、知っておきたい内容です。
そして宗教とは何かもそうですが、宗教の意義についても知っておきたいのです。ここで最初の外国人ががっかりした理由もわかります。
この時注目したいのはその2です。「無宗教です。」という発言がどのように受け取られる可能性があるのか、につなげます。
\展開(本当に無宗教なのか)/
無宗教が通じるのは日本人の価値観内だけ。スライド5枚目で発問した「無宗教とはどういう意味か」の答えをここから回収していきます。
日本人は本当に無宗教なのか考えていきたいので、日常的な行動に目を向けさせます。今回はあらゆる宗教に関わっていることに気づかせたいので次の4つの例を示しました。(必要なら変更してください!)
11枚目のスライドには、下の12枚目の右側「関係する宗教」が空欄になったものを入れています。10枚目でした発問から、11枚目を示して生徒に考えさせましょう。
気づいてもらいのは、無意識に多くの宗教と関わっているということ。信じるものがないわけではないし、神を信じてないわけではないということ。4つも例を出せば、もっと出てくるはずです。
※創唱宗教とは創唱者がいる民族の習俗的意識から自然発生した自然宗教と対する宗教です
\展開(死、から芯を。)/
宗教の機能を再度話題にだします。ここまでわかったことを整理しましょう。
考え方の芯を見つけ出すために考えるテーマを「死」としました。死生観についてはどんな宗教であれ触れられているからです。各宗教の死生観一覧も用意してました。
この授業は宗教の導入、オリエンテーションになるのでこれからの予告もはさみました。
\まとめ(再度質問に答える)/
とはいえ、日本人において、古来より信仰されていたものもあるでしょうが、現在「無宗教」と答えるくらい宗教意識が低いのも事実です。そんな中日本人が大切にしているものは何なのか、最後に改めて考えさせましょう。
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