ごま

生まれ変わったら文才のある青い鳥になりたい。

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  • きまぐれ日記

    心と連動している、だから、きまぐれ。人と絡むとよく書ける。みんな、ありがとう。今日も元気。

最近の記事

正解探し。

小学生の時、クラスでいつも輪の中心にいたあの子。発表する前に必ずあの子を見た。あの子が手をあげていたらあげる。手をあげていなかったらあげない。あの子と同じように振る舞えば、なんとなくで人間関係を乗り越えられた。正解になる人をしきりに変えて、多感な学生生活を上手く乗り越えた。そんな日々が夢に出て、いつもより早く目が覚めた。 魅力的に感じる人はその時わたしが求めている答えを持っている。仕事も、恋愛も。だから正解が分かって、できるようになってしまうと飽きてしまう。正解を求めない恋

    • 心声

      目を背けた方が早く前に進めるからと、ずっと気づいていないふりをしていた。早く進んでいるはずだったのに、なぜかバランスが取れなくなって、安定して進むための力が無くなってしまった。基礎練習を怠ったのだ。自分の原点に戻る作業。心の声を聴く作業。進め、進め。周りの声、理想の自分が叫ぶ声、色んな声にかき消された小さな本心は、最初から無かったものかのように、小さく、小さくなっていった。 相手の心理をコントロールするための手法が溢れる世界で、そんな教科書に載らないわたしの感性を信じてみた

      • ねえ、わたし。どう生きたい?

        • わたしの人生に夢中でいたい

          付き合って1年と半年。同居人のいる恋人の家に住み着くようになって1年。一人暮らしをしていた家を引き払い、3人暮らしを始めて半年。3日後、わたしは3人で暮らしている家を出る。 恋人の浮気が分かったのは、4か月前。わたしがちゃんと精神科で鬱の診断をもらった時だった。仕事、恋愛、友人関係、ぜんぶのバランスが取れなくなった。夜の徘徊を始めて、オンラインツールでネット上の友人をたくさん作った。でも、いくら歩いても、だれに会っても、なにを食べても、わたしは満たされず、泣くこともできず、

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        • きまぐれ日記
          32本

        記事

          想像を創造する

          「それはね、想像力の差だと思うんだ。」 友人に恋愛観について相談した時に言われた言葉。 最近の仕事の中でも、「想像力」という言葉がテーマになることが多い。 嫉妬するとかしないとか、 本を読んで泣くとか泣かないとか、 音楽から映像が浮かぶとか浮かばないとか、 コミュニケーションからその裏にある心情を読み取るとか取らないとか、 日常にある「気づき」の量は想像力が影響している。と人は言う。 わたしは最近までその「差」を知らなかった。 ストレングスファインダーで最も顕著に現れたわ

          想像を創造する

          うつになりまして。

          25歳、正式にうつ病になった。今まで避けてきた病院にいくしかない状況まで自分を追い込んでしまった。うつの診断が出た日、処方箋をもらったのに薬と引き換える元気がなくて、薬をもらえないまま処方箋の期限が過ぎた。お母さんが聞いたら泣くかな。お父さんが聞いたら助けてくれるかな。どちらにも、誰にも言えないまま、うつの診断書を押入れにしまった。 2月。仕事がピークで忙しくなった時、年末年始の付き合いで消費したお金のツケが回ってきて、心も体も完全に弱ってしまった。住んでいた家の更新費用が

          うつになりまして。

          悪い癖

          軽率に首を寝違えた。明日は8時に起きて洗濯をしてとびっきりのメイクと最近買った服を着てカフェに行こう、そう思ってから3日が経った。流石にこれ以上自分を嫌いになってはいけないと思い、今日は17時に家を出た。ここ数日の中では1番早く家を出れた。1人で過ごすあの家は、なかなか私を引き離してくれない。というより、私が逃げられないのだ。いつまでも甘えさせてくれる、私だけの居場所から。 家から逃げられたものの、いつもの約束を断ったあの場所へは向かえない。半年に1回、思い出した時にだけ入

          悪い癖

          ことば

          思いっきり吐き出してしまった言葉は、帰ってこないからさ。わたしの手元に留めておけばよかった、どうか忘れてくれ、って思っても、もう無理なんだよ。慎重に言葉を選べば選ぶほどわたしは薄くなっていくし、正直に伝えようとすると言葉の棘を隠すことができない。伝え方が悪いって言われても、これ以外の表現を持ち合わせていないのです。悪気がないから本音なの。言葉の一つひとつに敏感すぎるの、あなたもわたしも。 伝えれば伝えるほど報われたらいいけれど。そうもいかなくて。痛みを乗り越えたとき、その形

          ことば

          24歳、初夏。

          レイヤーカットをお願いしたらインナーカラーがいい感じに映えて、失恋ソングばかり歌うガールズバンドの一員になれた気がした。誰も悪いわけではないけれど、美容室で最後にしてくれるヘアセットが絶対に気に入らないのはどうしてだろう。エレベーターの中で必死に前髪を整えて、重い足取りで家に帰った。冷蔵庫の中にあった賞味期限切れの物たちで作った、昼か夜か分からないごはんを食べてから少し胸が苦しい。高校時代の友達が遊びに来た。しばらく音信不通になっていたわたしを、いつまでも気にかけてくれた唯一

          24歳、初夏。

          死考

          胃に食べ物を流し込む、3月に検索した簡単に死ぬ方法の履歴を見るたびに吐き気がする、1番上に固定していた恋人との会話は意識することが辛くなって消した、大好きだったものに対する拒絶が突然起き始めて、わたしの大切なものが溶けていく。 目が覚めると呼吸が苦しい、夢の中はわたしの焦りで溢れている、少しずつ貯めてきた寂しさが限界を超えた、体調を崩したと伝えた時、やっぱり側にいて欲しかった、特別な日は意味もなく会ってほしかった、誰にも伝えない、誰にも見せない、形にしなかった言葉が少しずつ

          もう、

          限界だーーーーーーーーー。 不満だらけ、ぶつける先はなく、ぶつけるべきかも分からない、気を遣ってわたしがやりますと預かった仕事、それなのにその偉そうな態度は何なの、あなたができていないからですよと言いたい、でもきっとあなたにもあなたなりの忙しさと、難しさと、歯痒さと、なにかしらの事情がある、分かっているのに優しくできない、優しくできないわたしが嫌だ、嫌、いや、こんな自分、だれが愛してくれるというの、自分を大切にしようと予定を詰め込んだ、そしたら離れていった人、人、人、別にい

          もう、

          泣けた、夜

          不安になることが増えた。わたしだけは、わたしを好きでいないといけない。誰かに否定されたとしても、愛を感じられなかったとしても、カッコつけて素を出せなかったとしても、上手く結果が出なかったとしても、感謝されなかったとしても、わたしだけは、わたしを信じてあげないといけない。 お金がない。がむしゃらに生きていたら、いつの間にか貯金残高が底を尽きてしまって、その場しのぎで毎日をなんとか乗り越えている。でもプライドは捨てきれず、まだ大丈夫なフリをして、親にも連絡できないまま年を越した

          泣けた、夜

          好きでいいんだよ

          愛されようとするから間違う、自分が愛する方が先。同義の言葉を多く見かけるようになった。愛について、知ろうと何度も本を開くけれど、すんなり言葉が入ってくる日はない。だから、何回も何回も、数日に分けてすり潰し、飲み込んでいる。 好きだよ、と言ってくれる人ができて、何回も聞いたことのある言葉にいまだに温もりを感じられる、わたしのことを好きになりました。また、愛してみようと思えば思うほど、不安になることがなくなりました。愛されようと思うと、愛されていないことがとてもこわくなる。でも

          好きでいいんだよ

          すなお

          わたしのことをコントロールできるのはわたしだけでいい、わたしもだれかのことをコントロールしようとは思わない、わたしの思った通りにいかない人が好きだ、わたしの思った通りを知ろうとする人が苦手だ、自分を確立している人が好きです、だからわたしはずっとわたしでいい、あなたもあなたのままでいい、そんな人生を生きたいと、夢ばかり語る人生でいい。 素直さが必要な場面で素直になれないのがわたしです。好きかもしれないと思った人に思いを伝えられないまま、好きではなかったと自分に言い聞かせ、なる

          すなお

          社会人という夢

          最低で最悪な日々が続いても人間は生きていけるしわたしは薄っぺらいプライドを脱ぎ捨てられず強いふりをして生きるしかない。 いいこととわるいことが交互に訪れるせいで、目が覚めるたび昨日までのことが全部夢だったのではないかと思う。同じ時間に起き、同じ時間の電車に乗り、同じ時間にパソコンに向かう。絶対に混じり合わないと思っていた、ただの社会の集団にあっさりと溶け込んだ。休みの日は死んだように眠るか、会いたい人にひたすら会う。貯金は一切貯まらないどころかマイナスになって、明日を生き延

          社会人という夢

          さがさないでください。

          言葉が好きだと言いながら言葉を紡ぐことなく月日が流れてまたわたしは前とは違うわたしになりました。いつまでも同じ場所でぷかぷかと浮かんでいることが苦手なわたしはこうやってどこにいるかも分からないような日々を繰り返してたまにこうしてわたしになるような日々を楽しんでいる。誰かに思い出してもらえることは幸福の一部だと思っているけれどわたしはその反対をどれぐらいできているのでしょうか。本屋さんが好きなのはいろんなものに囲まれるからかもしれません。わたしの存在が間違いに思える日、本屋さん

          さがさないでください。