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生理の話。

私は勉強が大好き。勉強の対象は、その時気になったもの。自分で調べてどんどん学んで、色々話を聞いて、自分の考えをまとめる。今勉強しているものの話。

2019年度、弊社は女性1名の社員と学生アルバイトという期間があった。日によってはその女性と二人きりの日もあったが、決まって毎月月末くらいになると一週間くらい口を聞いてくれない期間があった。朝の挨拶も乏しく、昼食もあまり食べない。終始どんよりした雰囲気で、覇気なく帰っていく。「何か悪いことしたかな?」と思いつつも、4、5日すると元に戻っている。そして翌月また同じことが繰り返される。
私に不満があるのでは?と、真剣に悩み、そのことを元副代表で現在も社外で関わってくださっている女性の方に相談した。そこで分かったことは、

「西居さん、それ生理ですよ」

生理というものは小学校か中学校の保健体育で1-2単元程学んだが、それ以降は話を聞くことも学ぶ機会もなかった。そこでコロナウイルスで在宅が多くなったのを機会に、二ヶ月くらいかけて生理について勉強した。
生理期間の身体や精神に与える影響。体の中で何が起こっているか。症状が重い人、軽い人。ピルの歴史や欧米や日本での普及の違い。薄型とかサラサラとか夜型とか大きめとか、CMで流れている内容を学ぶために実際にドラッグストアまで足を運んだ。

特に興味深かったのは、昔と今との一生の生理の回数について。昔は栄養状態もあって初潮が遅く、妊娠出産回数も多かったため、生理の回数は少なかった。けれども現代では栄養状態が良いので初潮が早く、妊娠出産回数が少ない傾向にあるので、一生の間に行う生理回数が劇的に多くなっていること。それにより子宮などに負担がかかり、女性特有の病気などが多くなっているということだった。

では、生理を減らす方法は?ということでピルについて学んだところ、欧米が利用率が多いという。早速ローマの友人数人にヒアリング。ピルは飲んでるそうで、避妊目的の人も、生理負担低減の人もいて、かなり一般的。日本はなんでダメなの?という回答だった。日本ではピルは避妊目的だけと思われているのか、普及率が少ない。価格や他の問題もあるがここでは割愛。
先週、zoomでの定例会議終了後、この数ヶ月間学んできた生理についての話を女性メンバーたちにした。37歳の男性が、19-25歳の女性メンバーを前にオンラインで生理について情熱的に語るのは、かなり滑稽だったと思う。だが、最初は笑って聞いていたメンバーも私の真剣さに真剣な表情に。

まず産婦人科には定期的に通うこと。生理は生理現象なので恥ずかしいことではないので、スケジュールなどについて女性同士で共有し合い、サポートし合うこと。抵抗なければ男性メンバーにも共有し、サポートし合うこと。もっと抵抗なければGoogleカレンダーに入れといて欲しいこと。生理が辛くてしんどい場合は休んでもよく、無理してやる必要ないこと。症状が重い場合は、低容量ピルなど、副作用や体への負担が少ないものもあるので、専門医に相談の上考えてみることなど。

早速、最初の話に出てきた女性は産婦人科を受診し、問題ないことが確認されたそう。生理について語ってはいけない雰囲気があるようですが、語った方が良いんじゃないかなと思ったコロナ在宅の勉強でした。

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