完璧主義の自分(人)へ
私は、趣味の1つで「NBA(バスケットボール)を見る」というのがあります。
チャンピオンを決める「NBAファイナル」の試合は最大7試合行われ、
先に4勝したチームがその年のワールドチャンピオンとなります。
(日本の野球の「日本シリーズ」と似ていますね)
その試合はいわば「短期決戦」のため、
両チームは勝つために「最善策」を試合前に練り上げてきます。
「どうやれば相手チームのエースを封じ込めることが出来るか?」
「どうすれば失点を少なくすることが出来るか?」
など、ビデオで相手チームのシーズン中の動きを研究しつくして、試合に臨みます。
「これで完璧なゲームプランが出来た!」
そう思っていざ試合に臨むと、
「あれ?全然噛み合わない」
「全然シュート入らないし、何ならこっちの作戦が読まれている」
などなど、「予想外のこと」が起こりまくります。
バスケットボールは各ピリオド10分(NBAは12分)で行われる、全部で4ピリオドあります。
どの分野でもどの仕事でも同じだと思いますが、
バスケットボールも「出だしが肝心」のスポーツ。
第一ピリオドでコケたらズルズル行くのです…
大半は前半で差をつけられたら、後半で巻き返すのはかなり難しい…
そのため、完璧なゲームプランを準備して試合に臨んだとしても、
上手く行かずそのまま相手ペースに巻き込まれることもザラではないのです。
その相手ペースに巻き込まれないように選手がおこなうのが「修正」です。
タイムアウト(作戦会議)はチームに6回取る権限がありますが、
ハッキリ言うの最初からタイムアウトを使うチームはあまりありません。
これは試合の終盤で接戦になった際に、何度も作戦会議が必要になるからです。
そのため、1ピリオドでズルズル行かないためには、
コート上で選手自身で「修正」を適宜していく必要があります。
どう修正するかは、選手の経験や勘に頼る部分が大きいのですが、
修正をして何とか立て直すことが出来ます。
何が言いたいかと言うと、
「予定していたものが完璧に計画通り進む」
なんてことはありえないよ、ということです。
「何で完璧に考えた通りに物事を進めることが出来なかったのか…」
「これは力がない自分が行けないんだ」
そうやって自分を落とす方向に考えてしまう人、多いのではないでしょうか?
私も完全にそうなんです。
でも、大切なことは、
スタート地点(完璧な計画)よりも、
「修正する技術」なんだ
そう思うようになりました。
物事が最初から思い通りに進むことなんて、まず無い
それが出来るのはヒーロー番組に出てくる怪人くらいではないでしょうか?笑
我々人間にはそんな特殊能力は備わっていません
だからこそ
「適宜修正する力」
「上手く行かずに落ち込んでも、這い上がる力」
を手に入れていくことが必要なんだと思います。
いつもスタート地点できっちり決めてもなかなか上手く行かなかった自分(人)
そんな方々に、このメッセージが届けば良いなぁ、ん
そんな風に思います
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