【こころの養生】ストレス発散方法を見つけておこう
みなさん、こんにちは。
今日のテーマは「ストレス」について。
ストレス社会の現代では、この世にあるストレスのすべてを避けることは難しいです。
ストレスには良いストレスと、悪いストレスとがあります。
良いストレスとは、私たちの暮らしに張りをもたらしてくれるもの。
だらけたり、怠けすぎないように、ちょっとの緊張感とメリハリをもたらします。
ですからストレスのすべてが悪者ではなく、ストレスを見極め、私たちの心身へ不調をもたらすものへの対処法を持っておくことが大切なのです。
何がストレスになるのかも、どのくらいでコップの許容量を超えるのかも、その最善の解消方法も人それぞれ。
もちろん有害なストレスの中には、「逃げる」という対策が必要なものもありますが、違う方法で対処できるものもあります。
まず今日は、ストレスのお話の第一弾として、ご自身のストレスを把握する「ストレスノート」と、
どなたにもおすすめできるストレスを感じたときに、最初に取り組めるストレス対策をご紹介します。
まずはストレスノートをつけて、自分がどんなことでストレスを感じるのかや、そのときにどんな方法で発散しているのかを把握すること。
ノートには3つの項目を書きます。
①ストレスの内容
②そのストレスのレベルを5段階で判断
③そのストレスの発散方法と、発散後のストレスレベルを5段階で評価
このノートを書いて客観的に見ることで、ご自身のストレスの傾向と、発散パターンを把握することができます。
ストレスに遭遇したときに一番にするといいことは、まず「6秒間違うことを考える」こと。
そのときの荒れ狂う感情を上手に気分転換するのを助けてくれるのが、次にあげる3つの方法です。
つまりストレスに遭遇したときや、ストレスを思い出して悶々としそうなその瞬間に使える対処法です。
①深呼吸
深呼吸をすることに集中すると、その間だけはストレスや感情から離れられます。
まずは口からしっかり吐き出しましょう。
それから鼻から6秒吸って、2秒止めて、口から6秒吐き出します。
ストローに吹き込むように、息を細く、長い形をイメージすると吐き出しやすいですよ。
②良い香りを香る
良い香りは約0、2秒で気分を変えてくれる力があるとされています。
コーヒーの香りを嗅ぐと、ホッとする人も多いのではないかなと思いますがそういうことです。
おすすめはデスクなどの手に取りやすい場所に、天然100%の精油や、精油から作ったアロマスプレーを置いておいて、
ストレスを感じたり、イラッとしたときに香ること。
香りは人や体調や環境によって、「良い香り」と感じるものが変わるので、ご自身のお好きな「良い香り」と感じるものを探してみましょう。
ちなみに副交感神経を優位にして、緊張やイライラをリラックスさせてくれるオフの香りには、ラベンダー、スイートオレンジ、ベルガモット、カモミールなどがあります。
特に柑橘系は好まれる方が多いので、初心者さんにも始めやすい香りです。
柑橘の中にもオンの香りとオフの香りがあって、リラックスや寝る前にも使えるのは、スイートオレンジやベルガモットの香りです。
咄嗟のときに使えるように、お好みの香りをティッシュやキッチンペーパーやハンカチにちょこっとつけて、忍ばせておけば、
緊張したときやストレスを感じたときに、さっと香ることもできます。
③運動する
体を動かすことも、気分を変える力があります。
運動といっても、マラソンやジムといったハードなものではなくて、伸びや散歩などを指します。
例えば、「毎日散歩する」という習慣を作ることがストレスになる人もいます。
「今日は雨でできなかった」「今日は気力がわかなかった」
これがストレスになることもあるのです。
仕事の合間に肩や首を回す、「伸び」をする、立ち上がる、かかとを上げる、散歩がてら廊下を歩く。
もちろん外の空気を吸いながら、自然の中を散歩するのもストレス発散方法の一つではありますが、
軽く伸びをしたり、歩くだけでも気分転換にもなりますし、体を動かすことで血流も良くなります。
日々積もるストレスをこまめに発散する、ご自身に合った方法を見つけておきましょう。
ストレス発散方法を考えるうえで、大切な原則があります。
それは「他人も自分も傷つけないこと」です。
先ほど出てきたコーヒーも、適量ならリラックスになるかもしれませんが、
多ければカフェインや水分の摂りすぎで、不眠や胃腸の弱りを招くこともあります。
「適量」は人によって違うので、不調が出るなら自分には多すぎるということ。
他人の大丈夫な量や方法が、自分には合っていないこともあるのです。
家に帰宅するとすぐにテレビをつける習慣が、実はそのテレビの音や情報が、実は知らず知らずのうちに小さなストレスに感じていることもあります。
普段からご自身のストレスの傾向を知っておき、ストレスを感じる前から、ご自身に合った発散方法のレパートリーを見つけておくことも大切です。
今日も最後までありがとうございました。
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