【哲学】なぜ成功者や金持ちは妬まれるのか。
こんにちわ。ゆる幸です😁
『お金持ちが嫌いだ』
『お金持ちは絶対性格悪い』
『成功者の足を引っ張りたい』
人はなぜこのようなことを思うのでしょうか?
性格悪いなと思う人や、嫌いになる人って、別に金持ちだけではなく、全ての人に当てはまる可能性はありますよね。
なのに、なぜ金持ちや成功者ばかりが敵対視されてしまうのか。
これには『ルサンチマン』という心理が大きく関わっていると哲学者のニーチェは提唱しています。
『ルサンチマン』とは、弱者が、力ではかなわない強者のことを悪に仕立て上げ、自分を納得させる心理のことです。元々は『恨み』『怨恨』などの意味があります。
つまり、自分は貧しいという境遇からくる嫉妬心から、お金持ちや成功者を悪だとみなし、精神的に優位に立とうとしたいがためにおこる現象ということです。
人間の心理には結構恐ろしいものがありますね。
自分が敵わないと思った強者を『悪』として、弱者である自分は『善』だと考える。
気持ちはわからなくもないですが😅
でも結局これって現実は何も変わらないですよね。
金持ちや成功者を叩くだけで自分の人生が変わっていくなんてことはないでしょう。
生まれた環境や今の人生を悲観して、精神世界に逃げ込むのではなく、他人は他人、自分は自分という強い意志を持ち、現状をどう打破するかを考えていける人間になれたほうが有益な人生になると思います。
ちなみに、キリスト教は、この人間の心の中にあるルサンチマンを道徳という言葉に変えて正当化したからこそ爆発的に広まったとニーチェは述べています。
確かに、本当に誰もが平等で格差の無い世界だったとしたら、キリスト教が広まることも無かったかもしれませんね。
ではまた!See you again!!
【参考文献】
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