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【詩】薔薇のつもりで生きている
ぼくのためのきみになった瞬間、きみはきみでなくなる。だから、ぼくはぼくのまま、きみはきみのままに生きて、それは薔薇の花と棘の距離。同じ心を持ちながら守り合う、これはもう、愛と呼んでみてもいいんじゃないかな。近づきたいときは、あたたかい氷柱になってお互いが溶け合えば、雨が降っても怖くない。それはきみが枯れて、ぼくも枯れるとき。次も同じ薔薇として生まれたいと、願う世界を超えたとき、きみはもっと美しくなって、薔薇を生きるだろうね。そのときぼくは、きみのためのきみになりたい。
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