「時間がなくて育成できないから脱出したい」
こんにちは！ゆみです。
フリーランスコーチをしています。
５年ほど人材育成をしている管理職のリーダーの皆さんに、部下の育成のサポートをしてきました。
育成に悩んでいるという管理職の皆さんからよくいただくご質問ではあるのですが、「育成はしたいと思っているけど、時間が取れないんだよね」というお悩みです。
人が足りない、でも業務量は減らない、どうしたらいいねんみたいな状態の管理職の皆さんって本当にたくさんいらっしゃいます。
いや、本当にそうですよね。
自分でプレイヤーとして仕事をしないといけないことが多いうえ、そのうえ育成までしないといけないなんて。
管理職の仕事って今本当に人材不足の中なので、本当に多様化している中だと思うんですよね
・プロジェクトの進行や管理
・社内報告関連の業務
・クライアントワーク
・目標管理・行動管理
・育成←New( ﾟДﾟ)
育成をやらないと自分の業務量もこれからも増えていくし、中長期的な視点を持つと必要性も理解しているけれど、日々の自分の仕事で手がいっぱい。
メンバーのことを考える余裕がないくらい忙しくなってしまうみたいなことが多いのかなと感じたりします。
育成に手が回らない結果、結局自分が業務を抱えてしまって、自分がやりたいことができないという言葉を貰ったりします。
本来は管理職の皆さんも自分のキャリアや家庭で大切にしたい時間、今後のことに時間をかける余裕が欲しいのにそれに対する行動ができなくて困っているという話がよく出てきます。
今日のこのnoteは、育成に時間をかけたいんだけど、時間をかけられていないという方へ、時間を作れなくなる理由と乗り越え方について書いています。
育成の時間がないとは
育成の時間がないという状況というのは、何によって生み出されるのでしょうか？
育成のお仕事というのは、「本人がやったことがないことにチャンレンジしてもらう」というタスクが必ず発生するのですが、要するに仕事を任せていくということになります。
単純に業務量が多い
任せられる人がいない
こういう課題感も多いのですが、傾向としてあり得るのは、育成に時間をかけられない人は、実はそもそも「仕事を他者に任せるのが苦手」ことが影響して時間が無くなっている人がめちゃくちゃ多いです。
他者に仕事任せるのが苦手な背景には、
「相手には任せてしまった後のミスのカバーが怖い」
「仕事を任せてしまったら、自分がやることがなくなってしまう」
「部下にパフォーマンスを上げられるのが怖い」
といったような恐れが隠れている可能性もあったりします。
「そんなバカな、、、」
みたいに思うかもしれませんが、これ本当に潜在的に意識の中で恐れていて、行動が変えられない方めちゃくちゃ多いのですよね。
✓誰でもできる簡単な業務を任せられない
✓自分じゃないとできない仕事を複数抱えている
✓細かく相手の行動を管理しないと気が済まない
✓「いつも忙しそうですね」と周りに言われがち
✓気づいたら周りが付いてこれていない
この辺りが当てはまっている場合は、自分の心理的なことがネックになって、任せることができなくなっている可能性があるのかなと感じます。
実は忙しくて時間がないという状況は、自分自身で生み出している可能性があります。
もちろん、相手の能力値的な問題、会社側のシステムが機能していなくて、過剰な忙しさになっている等の外部的な要因もあります。
しかし、わたしがこれまで時間がないと悩んでいる管理職のみなさんの中の5割から6割くらいは、この心理的なネックが原因となって必要以上に忙しくしている人が多いなと感じます。
心理的なネックを乗り越えていくためには
一番大きいのは、まずは自分の何がそうさせているのかにまず気づくということです。
人の行動の源泉は、「こうしたい」という願いベースの思考のほかに「こういった状況が起きるのを避けたいという恐れから発生する思考ねじれから生まれる行動があります。
本来目指したい行動と逆の行動をとっているときは、まさにこの恐れからの行動が多いわけです。
まさにこの辺りですよね。
「相手には任せてしまった後のミスのカバーが怖い」
「仕事を任せてしまったら、自分がやることがなくなってしまう」
「部下にパフォーマンスを上げられるのが怖い」
「自分が必要とされなくなってしまうかもしれない」
自分の価値や居場所、時間を損なわれることを恐れすぎるがあまりの行動が増えているかもしれないのであれば立ち止まってみましょう。
ネクストステップは本来の願いを見つめてあげることです。
「自分ができることの幅を増やしていきたい」
「次のキャリアに繋げられる仕事がしたい」
「今までやってこなかったことに挑戦したい」
メンバーを育成するために、仕事を任せるということは、相手のためや会社のためになるためだけに行うことではありません。
あなたが残りの人生の中で本当に時間をかけたいことに時間をかけていくために、やれることでもあるのです。
この願いにアクセスができるようになっていくと、恐れは確かに必要だけど、必要以上に時間をかけているのが本当にもったいなくなってくるんですよね。
ここから必要なのは、恐れからの行動を決めるのではなく、願いをかなえるための行動に変化させていくことです。
10分でもあなたの仕事を楽にして、メンバーの成長につながるような業務を任せてみることろから始めてみるのがいいかもしれません。
実際任せるとなると大きな業務のイメージされる方が多いのですが、そんな必要はありません。10分でできるようなタスクでもいいから少しずつ渡していく。この積み重ねが必要になっていきます。
メンバーに仕事を任せるのが怖い方へ
実際に状況の状態に陥っている方で、仕事を任せられなくて自身のキャリアやライフステージの変化をどんどん後回しにしてしまったり、体調を崩すまで止まらなくて後悔している方もいました。
本当は、あなたはどんなことに時間をかけたいですか？
何に時間をかけてしまって後悔をしていますか？
今のあなたのこだわりは、あなたと周りの人をハッピーに出来ていますか？
もし違うかもしれない、ドキッとしたのであれば、一緒に向き合わせてほしいと思っています。
もうやらなくていいことに時間をかけるのは辞めませんか？
そのこだわりを捨ててもあなたに価値がなくなるなんてことは絶対にありません。
あなたがあなた自身の幸せを心から願っていいのです。
もう価値の証明をしなくてもあなたが存在しているだけで、価値はあります。
価値の証明に時間をかけるのではなく、今この瞬間に自分を幸せにしてくれることのために時間をかけてみませんか？
これまで、200名以上のリーダーの育成の支援に向き合ってきた私だからきっと伝えられることがあります。言えることがあります。
クライアントさんにも自分の時間を作れるようになって昇進に向かって行動し始め、成果を出した方もいますし、
もしくは逆に育成に対するプレッシャーから解放されて、自分が頑張りすぎないように仕事を調整できるようになったと報告を頂いた方もいます。
諦めないでください。
あなたの人生を自分の力で幸せにできることそれが周りのことも幸せにできるのだということを実感してほしいです。
貴方がハッピーになることを許可すれば、まちがいなくあなたが大切にしている人、あなたのことを大切にしてくれている人も間違いなくハッピーになるんです。
共に伴走させてください。
一緒に乗り越えていきましょう。
今日の記事を読んでみて、「いや、やっぱり」「だけど、難しい」という思いもきっとあると思います。そんな思いがあったり、個別に質問したいなと思ってくださったときはぜひ、連絡をしてください。
わたしだからこそできる話と、あなたの中で感じてる大変さも聞かせてほしいです。
待っています！！
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▼自己紹介はこちら！
コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。
200名以上のリーダーに伴走してきました。
今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。