【鬼滅の刃】響凱はまるで『山月記』の虎!伊之助の成長っぷり。
実は『鬼滅の刃』の物語は響凱が書いたものでした!」というオチなら面白いなと妄想しています。
宮沢賢治みたいに、亡くなってから世間に認めてもらえたらいいなぁ♪
響凱がなぜ人間を食べられなくなったのか
響凱が鬼になった経緯は、前々回の記事の後半で書きました。まだ読んでない方は是非お読みください♪
響凱は、鬼になっても小説を書き続けていました。なぜ人間を食べられなくなったのか…
まだ小説と鼓を認められたいから、人間の感覚をまだ残したいという気持ちがあったからだと思っています。
この心情が、中嶋淳の『山月記』の、虎になっても詩人として成功したいという李徴によく似ていると思いました。
『山月記』李徴と響凱
詩人になるという夢が叶わずに虎になった李徴。
虎になって初めて食べたウサギ、この先、気が進まなくともほかの動物を噛み殺して食べることしかできません。
李朝は、ばったり出逢った旧友の袁傪に、人間の心がなくなって完全に虎になるから、自らの詩人としての名を残すために、自分の詩を託しました。
炭治郎が、響凱の技は、「獣の爪痕のような形」だと言います。
これはまさに『山月記』から、虎の爪だと思いました!
響凱の顔の鬼の痣も、虎の模様に見えます。
また、虎は群れずに単独行動をするので、縄張りは被らないようにします。
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