【鬼滅の刃】お館様はまるで聖徳太子!?
歴史の授業は興味や好きなことに関連づけながら学んでいくと面白いです。
私は『鬼滅の刃』のおかげで歴史が好きになりました。
平安時代の無惨様
平安時代の男性は、高身長で色白で細面、目鼻立ちがクッキリしている人が好まれたらしいです。まさに無惨様ですよ。
公式ファンブック②より、「鬼なって暫くの間は、他者の負の心理を読むことに長けていたのもあり、憎たらしいほどの毒舌で、めとった妻が五人自殺している(平安時代)」と書いてありました。
平安時代の貴族は一夫多妻ではなく、一夫一妻制だったらしいです。なので、無惨様は5回は結婚していることになります。
そして自殺と書いてあったので、奥さんは喰ってはいないってことですよね。
偶然にも、平安時代の『竹取物語』のかぐや姫も、5人の貴族の皇子に求婚されます。(のちほど、こぼれ話をします)
貴族の女性はめったに外に出ることはなく、そもそも他人に顔を見せること自体がタブーなので、家で待つのみでした。御簾越しの恋です。
無惨様はどんなラブレター(短歌)を女性に送っていたんだろう。
男性がラブレターを書いて女性の親に認められたら、御簾越しに会いに来て女性と話します。
何度か通って話すうちに男性が気に入ると、女性の寝室に忍び込んで夜這いをします。この夜這いの行為が現在のプロポーズにあたります。
そして三晩通い続けると結婚が成立しました。愛する人が来てくれることを、女性は耳をすまして待っていました。
『百人一首』
百人一首は、飛鳥時代から鎌倉時代初期までの代表的な歌人百人の和歌を集めて作られた集歌撰です。その中でも恋の歌は43あります。
伊之助は百人一首によって日本語を学びました(笑)「猪突猛進」「お茶の子さいさい」とか難しい言葉はおじいちゃんによって学んだのかと思います。
それだけでなく、伊之助の口の悪さは、孫のたかはるの影響もあるんじゃないかと思います。
おじいちゃんが伊之助に教えた、
「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」
《現代語訳》
あなたと会う事が出来るなら死んでもいいと思っていたけれど、
会う事が出来た今となっては、いつまでも生きていたいと思う。
これは、平安時代中期の歌人の藤原義孝の歌です。
平安貴族の女性の平均結婚年齢は15歳、男性は18歳前後です。
無惨様は20歳までは生きられないと医師から言われていました…
この藤原義孝のように、鬼になる前の無惨様が18〜19歳の頃、ある女性に恋をして、今まではいつ死んでもいいと思っていたのに、会う事が出来た今となっては、いつまでも生きていたいと思うようになった。
その恋心によって気持ちが焦り、まだ未完成な薬を飲んでしまったことで鬼になったとも考えられます。
なんだか切ないです…。
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