題名 「幸福の条件」
見渡す限り心は広がり
果てしない無限な思いを生み出す。
見えぬ感情が価値を占めるように
独り歩きする人の群れ
さまざまな心を交差させ
高ぶる鼓動が頂点に達したら
下降を辿り沈みゆく。
荒波にある答えは危険を伴い
自身を出口のない迷路へと誘なう。
それを知らずに進むことは
乾きしか残らない代償を伴い
潤いと言う一択の水辺を求めて
歩き彷徨い続ける放浪者。
いつしか空へ描く心は狭くなり
高みへ吹いた風は行方を示さない。
心と共にある人の世は
解離すると制御不能に陥り
瞳の奥にある