月のゆりかご　波の子守唄　

月のゆりかご　波の子守唄 文・絵　hoho 　　　　　　　　　　　（約1930文字） あれからどのくらい 桜の季節が巡ってきたのでしょう。 今年も桜の花がほころび始めました。 丘の上にあるしだれ桜の木には 毎年、お話をしにくる親子がいました。 いつも楽しそうに笑ってこちらを見上げる 少女とお母さんです。 でも、今年の春は少女ひとりきりです。 お母さんの姿はありません。 少女の首には しだれ桜の花びらをつなげて作った 首飾りが風に揺れています。 少女はとてもさ

どちらが私　

ただのネガティブな気持ちを書きだしたものです。 どうでもよい方はスルーしてくださいね。 noteでの私は ひたすら好きな絵を描いていますが 実生活では絵とは無関係の仕事をしています。 職場の人たちも 私が絵が好きなことも、絵を描いていることも 知りません。 知っているのは家族と、ごく少ない友人だけです。 時々、どちらが私なのだろうと思うことがあります。 絵を描く仕事ができたら いいのにと思っても 今の仕事をやめたり 副業をはじめたりというところまではいきません。

ラピスラズリの夜

本当の音

心の奥の奥の 本当の音 どんな音がしてる？ 悲しい音なのに 無理に笑ったり さみしい音なのに 平気なフリしたり 心の奥の奥の音は とても小さな子供みたいに 正直で　素直で 時にそのまま鳴らすと 困ってしまうことになったり 時に音を消さないと とても恥ずかしい想いをしたり だけどその音が聴こえるのは 私だけ 聴こえてるのに 聴こえないふりしてると どんどん どんどん ハートから遠ざかっていくよ 小さな音に 耳を澄まして 今私は　どうしたいのかな

夏空を塗りかえて

すなお

生まれた時から今まで いろんなものをくっつけて なかなか素直になれないことが多いけれど 絵を描いている時は素直でいる気がする こころのままに 浮かんだものを そのままに 絵を描くことに出会えたこと これからも大切にしていきたい 私が私の心に素直になれるから 大人になっても 子供ごころを思い出せるから 歌詞と声がとても好きな曲です。 〜　Uru  「すなお」〜

パレット

私のこころには色んな色があって かなしい水色 うれしい桃色 たのしい黄色 おだやかな草色 せつない紫色 勇気の青色 まだまだ まだまだ こころのパレットは埋まりきらない色で溢れてる 毎日毎日 色んな色を取り出して 毎日を色づける 今朝はふと そんな絵が描きたくなった

星のように

この地球は 命の巡り合わせでできている 無数にある星たちが 隣り同士で瞬いたり 時にすれ違ったりするように 人と人とが 同じ時間を過ごすことも 心を通わすことも 時に逢えなくなることも 命の巡り合わせだと 思うんだ

くちもとのほほえみは

くちもとのほほえみは 玄関先の花に似ている 誰が見ていても 見ていなくても 何よりそこに 住んでいる人の心を明るくする そこに帰る人の心を ふっと和ます くちもとのほほえみは 庭で咲いている花に似ている 誰が見ていても 見ていなくても 何よりその花を 育てている人の心を やわらかにする ＊ 好きなことを続けることは 自分の部屋に飾る花に似ている 誰が見ていても 見ていなくても （2023.9.17「口もとのほほ笑みは」推敲）

サルスベリの花

亡くなったひとの魂は どこにあるのだろう お墓の前で手を合わす ここにいつもいてくれるような いつもは自分のそばにいてくれるような 不思議な感覚になる この場所に足を運び 故人を想い 手を合わす 毎年この時期に咲いている 祖母の好きだったサルスベリのピンクの花が 風に揺れていた ふわふわと小ぶりの花たちがあつまって また来てくれたねって言ってくれてるみたい その隣りでは おじいちゃんが笑ってるよう 思い出すのは いつも生前の笑顔 きっと辛いことも多かったはずな

バランス

私は、なんでも偏りすぎるんです。 最近絵が描けないなぁと思ってて。 いつも絵を描く時間、たいてい夕食後のほっとした時間が多いのですが その時間を、ここ何週間前からはウォーキングに当てていまして。 平日は仕事の疲れとウォーキングで お風呂に入るといい感じにすぐ眠たくなりまして。 すぐ寝ちゃうんです。 そりゃ、描けないか。 ウォーキングも1日おきとかにすれば バランスがとれて、絵を描く日もできるのに 1日休むともう続かない気がして。 運動ぎらいの私がウォーキ

みつけもの