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伝統と伝説を見分ける必要がある
【伝統】はその民族を底上げする信頼出来る尊いものだけども【伝説という物語】を伝統として権威化したものは、害になると私は考えています。
しかしそのような「権威化した伝説」の方が、社会に伝統として広まってしまうのです。
「権威化した伝説」は真実である必要は無いし、それが持つ独自のファンタジーの匂いで人を高揚させる性質から上辺の信頼感はあるので、人はそれに乗りやすい。ゆえにその伝説を使って利益を得たい人がいくらでも物語を都合よく追加出来ます。
なので、自分の感性と眼で、伝統と伝説を見分ける必要があります。
もちろん、伝承された、おとぎ話的な伝説・物語の否定ではありませんし、小説やその他の物語の否定ではありません。
「伝統を装った、権威化した伝説」が問題、ということです。
また、権威の否定でもありません。権威は、決まりごとを隅々まで行き渡らせる際に有用ですし、物事を素早く確実に伝達する際には必要なものです。
ただし、権威が役割を終えても維持されてしまい、特定の集団や個人への利益誘導に使われたり、世襲されたりするのは間違いの元だと考えております。