【読書記録＃12】 天皇という世界の奇跡を持つ日本 ケント・ギルバート 著

＜2023年4月30日にインスタに投稿したものをシェアしています＞

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昨日は昭和天皇のお誕生日だったので、久々にこちらの本を読むことにした。

著者の書かれた本は数冊持っていて、過去にこちらに投稿したこともあるのだが、どれも日本人が知るべきことが書かれているのと、読み易くて気に入っている。本書もそんな中の一冊である。

アメリカ人の法律家であり、知日家から見た天皇。アメリカは天皇を独裁者として誤解していたとのことだが、それは、アメリカだけではなかっただろう。当時多くの外国人が誤解していたと思う。他の国の天皇に値する皇帝、エンペラーと天皇はかなり異なっている。アメリカ人が天皇について理解しようとする時、よく引き合いに出されるのがローマ教皇とイギリス王室だそうだ。類似点の相違点の説明がとても興味深かった。

また、皮肉にも押し付けられた日本国憲法が天皇を救ったくだりは、もしその時、憲法ができてなかったら、極東裁判にかけられ天皇を死刑にさせられていたところだったので、なんとも複雑な気持ちになったが、天皇を死刑から救うという点において、その当時ベストなことが起きたと思うしかないと思った。

ただ、問題は、その憲法ができてから70年以上経つのにもかかわらず未だに改憲できていないこと。

自民党ができたのはそもそも改憲のためだったのに、自民党内に護憲派が多数いるというのはどうかと思う。

激動と再興の昭和という時代にいつも国民の心に寄り添ってくださっていた昭和天皇。後半ではあるが、昭和の時代に日本人として生まれてきたことを誇りに思う。

安倍さんの悲願でもあった改憲が、1日も早く岸田政権で叶いますように。（注：最後は国民投票の結果で決まる）そして、天皇皇后両陛下のご健勝をお祈りすると共に皇室が益々栄えますように。

一家に一冊！おすすめ！

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