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Yuki
2022年2月26日 18:54
読書をテーマとした本は多い。その中でも、僕が読書論の古典だと考えている本が3冊ある。ショウペンハウエルの『読書について 他二篇 改版』とM.J.アドラー・C.V.ドーレン『本を読む本』は有名どころであろう。前者が読書という行為を論じているのに対し、後者は読書の技術を説いている。そして3冊目が今回取り上げる小泉信三の『読書論』である。本書では、どんな本を読むべきか、いかに読むべきかという
2022年2月19日 20:39
こんにちは、Yukiです。今回は、福嶋亮大さんの『感染症としての文学と哲学』をご紹介します。このような状況になってから感染症というテーマに興味を抱いていたところ、丁度合致するような本が出ました。そして期待通り、いやそれ以上に本書は面白かったです。全部を紹介することはできないので、いくつかに絞って面白かったポイントを紹介したいと思います。本の内容と感想まず、本書は感染症が文学と哲学に
2022年2月5日 18:37
こんにちは、Yukiです。今回取り上げる本は、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』です。つい最近、新潮社から文庫として出版されました。行きつけの書店で新刊コーナーにあった本書をなんとなく買って読んでみたら、とても面白い。夢中になって読みました。是非とも多くの人に読んでもらいたいと思い、取り上げようと思いました。本の内容本書のテーマは、タイトルの通り「暇」と「退屈」です。「暇」や