出会う⇆学ぶ
1.教師修行の辛い過去
前任校で教師修行を初めてから、模擬授業を繰り返して、ベテラン先生にバサバサ斬ってもらい、改善してはまたチャレンジすることを繰り返すようになりました。私が行っていた教師サークルは、トップの先生の型というか確立されたという手法があり、その手法を実践したベテラン先生の授業を追試する模擬授業をしていました。私は、同志と学び合える場がありがたくて毎月参加して追試してスキルアップを目指しました。学ぶと生徒への授業が確実に変わりましたし、何より自分が楽しく授業ができるようになりました。しかし、一度学ぶ楽しさを知ってしまった私は、興味のままに楽しそうなイベントや講座を見つけては参加するようになり、学んだことをそのサークルでシェアしたらいいと思い、参加したサークルで自分の学びを紹介したのです。
すると?反応は全くの逆でした。このサークルはトップの先生の手法が絶対だったので、他の学びは持ち込むなという反応だったのです。私は、若かったし、納得いかず、ショックを受けました。今でもそのサークルは存在しますし、かたちは変わったかもしれませんが、今も日本の教育を変えようと頑張る先生方が学ばれていらっしゃると思いますので悪くは言いたくありませんが、私には正直合わないと判断し、その教師サークルには参加していません。
学びたい、力をつけたい先生に学びの制限を与えることには未だに残念と思うのです。ただ、学びに行きたい先生が学びに行ける場は実は全国にたくさんあるし、アンテナさえ立てれば自分に合う学びがあります。
2.自分をhappyにする学びの選択
子育て中のママ教師にとって、時間は有限。子どもがいなかった若い頃の教師修行時代とは違い、学びに行く場も選ばないと行けません。それでもいけないセミナーや講座はなんとかアーカイブで学ぶこともあります。コロナ禍以降、オンラインで学ぶことが多くなりました。
今は、自分がピピ〜ときた講座を申し込んで学んでいます。
中でもすっかり常連になった江藤先生の講座は、英語教師としてのスキルとしてだけでなく、1人の人間としても成長させていただけている気がします。毎回心地よい雰囲気で学びが展開されるのです。子育てや仕事で出れない回もアーカイブで学んでいます。今では私にはなくてはならない学びの場です。
そういった場が見つけられたら全国の先生たちがよりhappyになりますよね。
3.ロイロノートでの学び
今は、自分がhappyになる学びを求めて参加しているので、参加するイベントや講座は私のパワーになっています。昨日参加した日大三島さんのイベントもたくさんのパワーをいただきました。
午前中が授業の日だったので、午前中の生徒さんの探究発表会が観れなくて残念でしたが、探究活動をシステマチックに運営できているのは素晴らしいです。私の勤務校ではまだまだ課題があるので、ヒントやアイデアを他校さんから学ばせていただいているところです。
午後はロイロのベテラン先生たちの講座が盛りだくさんでした。全ての講座に参加したいくらいの豪華メンバーラインナップ。
ロイロ認定ティーチャーになってからもうすぐ2年ですが、ロイロの全国で有名なベテラン先生たちの授業実践は本当に素晴らしい✨1つのツールであるロイロノートですが、デジタル文房具としてもプレゼンツールとしても、日々の教材作りでもかなり画期的な進化をし続けています。
今はまだ試用期間である共有ノートも、私も使い始めてからカオス体験や、失敗もしながら生徒とわちゃわちゃと試行錯誤しながら使っています。たかがツールではないのです、このツールのおかげで生徒たちが主体的に動く場面が確実に増えましたから。この1年は昨年以上に黒板なしで授業が成立していますし、授業内でも最低限のハンドアウト以外は全てデジタル配信でペーパーレス化が進みました。
3.学びの場で広がる輪
ロイロ、Google、Canvaなどなど、少しずつ使えることも増えて、学校ではたくさん質問される日々。でも、一緒に学ぼうと誘っても、なかなか校内で学び仲間ができないのがうちの学校の心配なところ。自分の日々の授業に満足している人が多いのか、、、新しいことなど取り入れる必要性を感じないと平気でいう人も多いですし、定時以降に仕事のことを考えたくない、とか、家で仕事しないからパソコンがない、とか、ほんとに割り切りの良い方が多いのが現状です。
仕事への向き合い方は人それぞれと思いますが、日々、うちの学校の中身のアップデートは他校の実践とかを見ないでどうやってするんだ?と不安を感じてはモヤモヤしてます。
モヤモヤしているだけではだめなので、小さいところから広げていくしかないのか、、、とわかってはいるのですが。
どこの学校さんも私学は特に深刻な教員不足。まずは人材の確保、質なんて言ってられない?そんなわけない!生徒を前にして生徒の大切な3年間をよりよくしていく使命が我々教師にはあるのです。教員志望の学生の減少、大変なイメージばかりが先行して人気がない職業になりつつあります。それでも教員になったら、なんとか楽しみながらスキルアップして教員も楽しめる授業ができたらhappyですよね。誰でも最初から上手く授業ができる訳ないので、少しでもスキルアップを目指す人が見つかったらすかさず「こんな講座あるよ」とか、「ロイロでこんなことできるようになったよ」とか声をかけています。
たとえ1人でも少数でも、志ある仲間を探しては輪を広げていきたいと思うのです。
ロイロやGoogleで学ぶうちに、知り合った先生どうしが繋がってるのがすごい!やはり、学びに敏感な方々は、様々なスキルを常に求めているので結局は繋がっているのだと思います。昨日お会いできた先生方もいろいろなところで繋がっていることが判明。
学びに行くのにルールなんてないからこそ、自分をhappyにする学びの追求をし続けて、日々探究していきます。