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閑話休題

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いわばエッセー。雑談。ブレイクタイムの茶飲み話です。ということで始まったのですが、他のマガジンで扱えない話題・内容をこのマガジンで扱うようになりました。またそういう経緯で、最近は…
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<ラグビー>2025年シーズン(1月2日)

<ラグビー>2025年シーズン(1月2日)

 新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。去年は妻の干支、今年は息子の干支なので、(明治は負けてしまいましたが)良いことがあるように願っています。

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

○ ある秋の日の午後、地下鉄の車内。サッカーの応援から帰ってきたらしい四人家族がいた。両親と次男は熟睡していたが、長男だけは起きていた。降りる駅が近

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<ラグビー>2024年シーズン(12月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(12月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

○ ある秋の日の朝だった。救急車の音が妙に近いな、うるさいなと感じたが、その後止んだので気にしなかった。午後、管理員さんのところへ用事があって行ったところ、午前中に亡くなった人がいて、棺桶を出すのにはエレベーターの壁を拡張する鍵が必要だが、いつ入用になるかわからずに困っているとのことだった。
 
 夕方、玄関の外に管理員さんが

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<ラグビー>2024年シーズン(12月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(12月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

○ 今、スピノザの『エチカ(倫理学)』を読んでいるのだけど、古本で購入したので、上巻は新字かつ現代仮名遣いだから良いが、下巻は(上巻と比べて買う人が少なく、版を重ねなかったから)旧字かつ旧仮名遣いで、けっこう読み辛い。私の世代でそうなのだから、若い人にはすでに古文の世界に近いのだろう。なお、読み始めた瞬間、これはヴィトゲンシュ

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<ラグビー>2024年シーズン(12月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(12月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

○ 明治に入って近代化(西洋化)する以前、日本人の「一日」という時間は、現在のような午後24時=午前0時ではなく、日没を基準にしていたので、夕方から翌日の夕方までが「一日」だった。そのため、祭りで宵宮とか葬式でお通夜というのがあるが、あれは単純に深夜を越えて次の日まで行事をやるのではなく、日没後に既に「一日」が始まっているから

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<ラグビー>2024年シーズン(12月第一週)

<ラグビー>2024年シーズン(12月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 ランチを食べようと思っていた目当ての店が閉まっていたので、その近くにあるチェーン店の中華料理屋に入った。11時に開店してすぐの時間帯で、ランチタイム前のため客は数人しかない。ラーメンと半チャーハンのセットに、小瓶の黒ビールをつけた。ほどなくすると、グループで早めのランチを食べにくる人がどかどかとやってきた。人気の店らしい。

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<閑話休題>『明日に向かって撃て!』のことなど

<閑話休題>『明日に向かって撃て!』のことなど

 ジョージ・ロイ・ヒル監督の映画『明日に向かって撃て!』の原題名は、(誰もが知っていると思うが)『ブッチ・キャシディ アンド サンダース・キッド』というもので、主人公二人の名前を並べている。これは、アーサー・ペン監督の映画『俺たちに明日はない』の原題名『ボニー アンド クライド』という、主人公二人の名前を並べたものと同じであり、またアメリカでの公開時期も近いので、これが当時の流行だったのだろう。一

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<ラグビー>2024年シーズン(11月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(11月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 古代ローマ遺跡としてのローマ劇場というのが世界各地に残されているが、これはギリシア劇場を模倣・踏襲したものなので、そのままギリシア劇場と称しても間違いではない。そして、現代の劇場建築と最も異なるところは、一番奥にある舞台の手前に半円形の大きな窪地があることだ。ギリシア悲劇の構造を知らないと、なぜこんなに大きな窪地があるのか

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<ラグビー>2024年シーズン(9月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(9月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 ウクライナとパレスティナで戦争が始まったのは、ジョルジュ・バタイユのいう剰余(呪われた部分)が、新型コロナウィルスに対する過剰な検疫措置によって、人々の剰余が過大に蓄積された結果ではないか。新型コロナウィルスの過度な規制がなければ、人々の剰余は適度に浪費されていたため、戦争は起きなかった可能性がある。
 
〇 ベドウィンは

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<ラグビー>2024年シーズン(9月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(9月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 コイントスの表裏の確率は50%と信じられているようだが、現実は違うようだ。実際に研究・実験した人の話によれば、最初に上にした方が出る確率が約51%となっているので、投げる前に上になっている方を選択した方が当たる確率が高いそうだ。
 
〇 昔の宇宙論では、ブラックホールの存在自体だけで世間ではたいそう話題になり、ブラックホー

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<ラグビー>2024年シーズン(9月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(9月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 地球環境を破壊するなといいながら、文化遺産を破壊するテロ行為が蔓延している。彼らの言い分は、文化遺産と同様に地球環境を破壊するな、また保護せよということだが、これは、地球環境を文化遺産と同等に保護しなければならないということだから、地球環境を破壊してはならないのと同様に文化遺産も破壊してはならないという論理になる。
 
 

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<ラグビー>2024年シーズン(6月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(6月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 1980年代に日本の美術評論家の一人が、雑誌「現代思想」の特集で「マルセル・デュシャンは、油彩が下手だったのでオブジェに走った」と評していたが、デュシャンの「チェスをする人々」は、同時代のキュービズム作品と比べて優ることはあっても劣ることはない。また、「階段を降りる裸体」シリーズへの評価は非常に高かったが、デュシャンはそれ

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<ラグビー>2024年シーズン(5月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(5月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 宗教では、来世での贅沢な生活のために、現世で苦労する(極端な場合は殉教=死ぬ)ことがよく語られるが、これは現世での清貧的生活をする思想から外れており、むしろ現世で欲望にまみれた生活をしているのと同じではないかと思ってしまう。つまり、下世話な話をすれば、好物のおかず(例えばステーキ)を先に食べるか(現世の贅沢)、後に食べるか(

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<ラグビー>2024年シーズン(5月第一週)

<ラグビー>2024年シーズン(5月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル物語』の翻訳者渡辺一夫の解説・後記に、ちょうど戦前戦中の特高警察の思想検閲が厳しかった背景から、「カッサンドラの言葉が聞こえていた」という表現がたびたび出てくる。

 このカッサンドラというのは、ギリシア神話に出てくる女預言者で、トロイが滅びることを予言していたが、誰も狂言として信じ

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<ラグビー>2024年シーズン(4月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(4月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 『孤独のグルメ』が楽しいのは、芸能人等が絶対に行かないような下町の庶民的な店に主人公が行くからだ。もっとも最近の作品では、山の手の芸能人が行くような小洒落た店に行くエピソードもあるが、この手の店はただキャーキャーいって騒ぐだけの人たちが、もっともらしく「芸能人の誰それさんがよく来る隠れ家的なお店ですう」と勝手にはしゃいでいれ

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